近隣トラブルを防ぐ方法
屋根漆喰(しっくい)は瓦屋根を風雨から守る大事な存在
みなさんは、瓦屋根に「漆喰(しっくい)」と呼ばれる建築材料を使用されている事はご存知でしょうか?そうです昔から日本では内装外装において使われてきたあの白い材料ですね。
漆喰はとても頑丈で、姫路城(別名:白鷺城)といったお城の壁にも使用されている事は有名です。
ただ、何らかの原因で漆喰も割れたり劣化してしまうことが有ります。例えば、瓦自体がズレてしまい漆喰も一緒に剥がれてしまった。外壁の場合だと突風が吹いて何かがぶつかってきた…あるいは、施工不良できちんと施工されていなかった…などが原因としては有ります。
瓦屋根を支えている漆喰がこのように劣化してしまうと、最悪
- 漆喰が割れてしまって雨漏りの原因を作る
- そこから水が入って雨漏りの原因そのものになる
- 割れた漆喰が雨樋を詰まらせる原因を作る
なんていうことになってしまいます。なので、瓦屋根の雨漏りをチェックする際には必ず漆喰はチェックしますし、そうでなくても、漆喰は定期的にチェックすることをおすすめします。
我が家の屋根をふと見上げた時に、漆喰が綺麗だと建物の見た目も大きく変わり、グッと建物全体が引き締まります。案外、漆喰といえど、放っておけば雨漏りの原因を作る事にもなりますし、せっかくの我が家の景観も損なわれます((+_+))
費用感と工期について
【漆喰費用】
1m辺り | 鬼瓦1か所 |
---|---|
2000円~ | 2500円~ |
【工事期間】
1日~1週間
もちろん屋根漆喰のチェックだけでも承りますので、お気軽にお問合せ下さい。
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しっくい工事~施工手順~
屋根の漆喰ってそんなに大事なの?という方もいらっしゃるかと思います。ここに施工の際の写真と一緒に施工の内容をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
頑張って分かりやすく説明したつもりですので最後までぜひご覧になって下さい。
※棟部分のしっくい手順になります。
まず既存のしっくいを剥がします。
※長持ちさせるためには元の状態の葺き土が見えるまで剥がした方が、しっくいは密着します。(適正ラインはあります)
右側に見えるのが棟下地の葺き土です。だんだん下地が見えてきました。
すべて既存のしっくいを剥がし終わりました。
※既存のしっくいを剥がすとどうしても左側の様に少し葺き土が減ってしまいますが、その分しっかりとしっくいを塗りこみます。
【つる首】と呼ばれる鏝(こて)で下から上までキッチリとしっくいを塗りこんでいきます。
※写真では見えないですが上までしっかりとしっくいを塗らないと下から見た時に葺き土がまだ見えている何て事が起こります。
瓦の縁に着いてしまった しっくいをきちんと刷毛で掃除します。
※この作業を怠ると見栄えもかなり悪くなります。塗りっぱなしはプロの仕事じゃありません。
写真の瓦は陶器瓦と言って表面がツルツルしていますが、つや消しのいぶし瓦になると手の脂や指紋が残る上この最後の仕上げ作業も大変になります。
※それでも何度も刷毛を水で洗い綺麗な状態の刷毛を保ち綺麗にふき取っていきます。
綺麗に仕上がってます\(^o^)/
これでしっくい工事が完了です。
漆喰(しっくい)工事なら情熱リノベーションにお任せ下さい
「普段瓦とか見なかったけどよく見ると家のしっくいも剥がれているな~。」
「しっくい工事ってどこに頼んでいいか分からない。」
どんな質問でも遠慮なく仰って下さい。
きっと満足して頂けるこだわりのしっくい工事 をご提供いたします。
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漆喰の不適切な重ね塗りによって起きた不具合事例
既存の漆喰を剥がさずに、重ね塗りした場合に起きた不具合のご紹介です。
- 漆喰を厚塗りしすぎた結果。雨が漆喰の内側に流れ瓦内に入る事がある。
- 漆喰の上から重ね塗りすると、密着不良を起こしやすくなる。
下の写真は密着不足による、漆喰の剥がれでした。簡単にペリペリとめくれます。しっくい工事を行ってから5年と経っていません((+_+))
これが元の状態です。不適切なしっくい工事の結果。簡単に剥がれてしまったら、しっくいを塗った意味が無くなり、費用が倍かかってしまいます(*_*)
元のしっくいをきちんと剥がします。しっくいの奥には屋根土が入っているので、剥がしすぎには注意が必要です!
新たな屋根しっくいを適正ラインまで塗り込みます。