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コラム

天窓からの雨漏り

2022年5月3日

テーマ:雨漏りにまつわる話

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 屋根修理

天窓

天窓はおしゃれで部屋も明るくなるため、取付けを検討される方も多いですが、実は雨漏りのトラブルもよくあります。雨を凌ぐための屋根に穴をあけているわけですから、それなりのリスクがあります。

このページでは天窓のメリットやデメリット、どうして天窓から雨漏りが起きるのかをご説明します。

天窓のメリット

部屋が明るくなる

天窓と採光
天窓の一番の魅力は光が部屋中に届き、部屋が明るくなる点です。実際、建築基準法でも天窓は通常の壁面窓に比べて3倍の採光で計算できると定められているほど、採光が期待できます。
そして天窓があることで、部屋も明るくおしゃれな雰囲気になります。

風通しがよくなる

天窓と風通し
開けられるタイプの天窓の場合、通風量が壁面窓に比べると、2~4倍に向上します。
風通しがいい部屋は風が吹き抜け、熱がこもらない心地よい室内環境を維持できます。

省エネ効果が高い

天窓と省エネ
天窓は日中の採光が期待できることから、照明器具の使用頻度をおさえることができます。
また、風通しがよいため、湿度の低い日は5~6度、湿度の高い日でも2~3度、室温が外気温より低くなります。
そのため、エアコンの稼働時間も短くなります。

天窓のデメリット

雨音が響く

普通の雨でしたらそれほど気にはなりませんが、台風や豪雨の時は雨がガラスにあたる大きな雨音がしてしまいます。
特に音が気になる方や、寝室などへの取付けの際には注意が必要です。

雨漏りのリスクが高い

昔は天窓の施工と言えば部品を現場で組み立てながら取り付ける「造り付け」が主流でしたが、現在ではメーカーによる既製品が主流になっているため、雨漏りの頻度は大幅に減少しました。それでも、天窓は他の屋根の部位や構造と比べると、雨漏りが多い部位ではあります。

結露が発生する

結露の水滴は雨漏りと同じように室内に悪影響を及ぼします。結露による水濡れで室内側の木製の窓枠が腐ると、窓の開閉がしづらくなります。
それ以上に注意が必要なのは、壁面内部の結露です。壁の内部まで水が浸透してしまうと、家を支える大切な柱や梁なども腐食してしまいます。また、断熱材にカビが発生すると、断熱性や気密性が落ちてしまいます。
ただ、結露は換気扇や2重窓、樹脂窓などを利用することで、予防が可能です。天窓は高いところにあるので窓や窓枠を拭き取るのは難しいですが、継続的に掃除やメンテナンスを行うことで劣化の進行を遅らせることができます。

天窓からの雨漏り

天窓からの雨漏りでよくあるパターンは2種類あります。

シーリング材の劣化

天窓のガラス部分とその周りの枠部分の間にはコーキングというボンドのようなものがついています。このコーキングが長年の日光により痩せたり切れたりしてしまいます。この切れ目から雨水が侵入して室内に出てくるというのが一番よくあるパターンです。

天窓周辺のオーバーフロー

天窓周辺で屋根材と天窓との間に落ち葉や土などが溜まることで、大雨時に水が排出できず、オーバーフローして雨漏りを起こしてしまうことがあります。

天窓の雨漏り以外の注意ポイント

天窓を設置するときは、雨漏り以外に注意することがあります。

雨漏りか、結露か

雨漏りで困った、と思っていても、実は落ちてきた水は結露だったという場合もあります。天窓は結露が発生しやすいため、結露による水濡れを雨漏りと勘違いされる方もいます。
雨漏りと同じように結露による水濡れも家を傷める原因にはなりますが、十分に結露対策を行えば対処できることがあります。結露対策であれば、それほど費用がかからず修理が可能です。

天窓だけの交換は難しい

天窓の雨漏りの原因によっては、既存の天窓が廃番になっている事や、天窓自体の劣化がある為に、天窓自体を交換するケースが多いです。天窓は屋根の一部であると考えていただくといいのですが、天窓だけ交換すればいいというわけではありません。天窓には既存の屋根との接合部分があるため、天窓だけを取り外して新しいものに交換するのは基本的には不可能です。

天窓周りの屋根瓦をはがして天窓を交換することが必要になるのです。また天窓周辺は雨仕舞といって雨水の侵入を防いだり、正しく雨水を排出する仕組みを作らなければなりません。また2階屋根の場合は足場を組んで工事を行う必要があるので足場費用もかかってきます。

天窓の工事は思ったより費用がかかってしまうもので、実際工事の見積を見て工事を控える方も少なくありません。そのため、天窓は屋根の寿命に合わせて、屋根カバー工法や屋根葺き替え工事と合わせて天窓の交換といった具合に、同時にリフォームを行うのが最もコストパフォーマンスがよくなります。

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