ガラス交換 防犯対策!
気温が私たちの健康に影響を及ぼすことご存知でしょうか。
日本を含む世界13か国で気温と死亡の関連を調べた研究によると気温が死因に関わる症例のうち大半が低気温によるものでした。日本の低気温による死亡者数が 12万人だそうです。
その原因として日本の住宅事情が原因と 近畿大学建築学部長教授の岩前篤先生がおっしゃっています。
日本の住宅は 夏の暑さ対策が中心で冬の寒さは我慢するものと考えられます。その為室温の低さが問題で欧米の住宅に比べて対策が遅れています。
では冬の死因として 脳心血管疾患、呼吸器系疾患が6割を占めます。 よく耳にする脳梗塞、脳出血、肺炎など 寒冷な地域に多いイメージありませんか。
北海道、青森、秋田など寒い地域は 暖かい地域 鹿児島、栃木、静岡よりも夏と比べて冬の死亡率が低いそうです。
寒い地域ほど 家を暖かくする対策がとれていて 室温が保たれています。
ではどれくらいの室温が理想なのでしょうか?
イギリス住宅安全性を評価するHHRSによりますと
健康的な温度 21℃
健康リスクが表れる温度 19℃
呼吸器障害、心疾患などのリスクが表れる温度 16℃ です。
WHO推奨 最低室温 18℃です。
日本の住宅は WHOが推奨する18℃を保たれているのでしょうか。居間など居住スペースだけ暖かくしているご家庭も多いと思います。
同じ部屋の中でも天井付近と床付近では温度差が生まれます。
冬の暖房の効いた居間と冷えたままの廊下、トイレなどの温度差は戸建ての場合 15℃ほどあるといわれています。
気を付けたいのが ヒートショックです。夜中トイレに行こうとして心筋梗塞や脳梗塞を発症して死亡に至ることも少なくありません。
室温は部屋全体、住居全体の温度差が少なくなるように保つことがポイントです。
そこで快適な住まいづくりのため 考えます。
住まいの断熱性能は「窓」から
夏に部屋が暑くなったり、冬に部屋が寒くなったりするのは 壁や屋根、窓から熱が出入りするためで その中でも熱の出入りが最も多い場所が「窓」です。
冬場ですと 52%、夏場ですと74%が窓からというデータがあります。
そこで熱の出入りが一番多い窓について注目します。
窓からの熱の出入りを防ぐことで 室温が保たれ、健康も保たれると考えます。
なぜ 窓から熱が一番出入りするのでしょうか。
日本の住宅は アルミサッシの普及率が高いです。
詳細は 樹脂サッシ15%、アルミ樹脂複合サッシ 25%、アルミサッシ 60%です。
アルミは熱の伝えやすさ「熱貫流率」が樹脂の1000倍。アルミは地球上で4番目に熱を通しやすい素材、冬はあたたかい室内の空気が外に行き、冷たい空気が窓を通して入ってしまうからです。冬は暖かさが逃げて、夏は暑さが入ってきます。
また ガラスも熱の出入りをします。
冬場は外気が窓に触れることで窓の表面から冷えがやってきます。窓周辺の空気が冷えるとコールドドラフト現象が起こり、床から室内全体の温度を低下させます。冬場窓ガラスに結露が発生します。外の気温と室温に差ができるために発生します。発生した結露はカビやダニも出やすいため 放置すると健康をおびやかす原因になります。
夏場 熱が窓から入り込むため 室温の上昇につながります。熱中症になるニュースも少なくありませんね。
特に 体温調節機能が未発達な子供や、温度に対する感覚が弱くなったお年寄りは気温の上昇で熱中症にかかりやすいです。
熱中症を発症する割合は 室内が40%で一番多い場所です。原因としていろんな要因が考えられますが 室温、湿度、風通しの悪さも要因の一つです。
これは 断熱できていない 窓などから 熱が伝わる為 室温がより上昇します。
以上窓の断熱をすることで 窓から熱の出入りを防ぎ、冷暖房をする室内の熱を逃がさず 室温が保たれ、健康で光熱費の削減につながります。
結果 窓の断熱をお奨めします。
上記 進化した窓の断熱性能は
日本の住宅で最も多い窓の組み合わせ(アルミサッシ+単板ガラス)と アルミ樹脂複合サッシ+複層ガラスで比べてみると 1.8倍
樹脂サッシ+LowE複層ガラスだと 3.8倍 断熱性能がアップしています。
アルミサッシを樹脂サッシに ガラスは 単板ガラスをLowE複層ガラスに変更することで 夏は涼しく、冬は暖かく過ごせて 結露の抑制、熱中症やヒートショックなどの危険を防げます。
今ある窓枠はそのままに新しい窓をかぶせて取り付けるカバー工法の マドリモ断熱窓がおすすめです。
また住宅の断熱改修を行った結果 鼻や眼のアレルギー症状が有意に減り、睡眠の質が良くなった。血圧の上昇を抑えて血圧が安定した。
年中快適な室温を保てる住居に住む高齢者は活動量が高く、筋力も高い。
など 東京都健康長寿医療センター 研究所の報告結果があります。
https://www.tmghig.jp/research/release/cms_upload/press_20131202.pdf
私たちが健康で長生きをするために 今できること 住まいづくりについて見直してみませんか。