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篠田恭子プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

ピアノ伴奏で人とつながる喜びを伝える、篠田音楽教室のこだわり

篠田恭子

篠田恭子


「先生、ピアノがこんなに楽しいなんて、もっと早く知りたかった!」

新しく作ったテキストを使って一緒に演奏した方から、こんな声をいただいたことがあります。私はこの言葉を聞くたびに、ピアノは一人で黙々と練習するものという思い込みを、もう少しほぐしてあげられたらと思うのです。

地域のうたごえや合唱団、病院_うたごえ喫茶で、私は35年にわたって「うたの伴奏」を続けてきました。年間およそ2,000曲。その経験のなかで一番うれしかったのは、自分が上手に弾けたときではなく、私の伴奏で誰かが気持ちよさそうに歌ってくれた、その瞬間でした。

この喜びを、教室に来てくれる子どもからシニアの方まで、同じように感じてほしい。そんな思いで、昨年1年をかけて教室独自のテキストを2冊作りました。今日はその制作の裏側と、こだわりについて、お話しさせてください。

ピアノ伴奏で人とつながる喜びを伝えたい

レッスンを始めたばかりの方に伝えると驚かれるのですが、ピアノは必ずしも一人で完結させる楽器ではありません。誰かが歌い、その横で伴奏する。たったそれだけで、音楽は二人のあいだを行き来する「対話」になります。

私が30年以上続けてきた「うたの伴奏」とは、楽譜どおりに音を並べる演奏ではなく、歌う人の声をその場で聴きながら、寄り添うように和音をつけていく演奏のことです。合唱団のピアニストとして、うたこえ喫茶で、介護施設で、私はずっとこの形で音楽に関わってきました。

ところが、いざ「この楽しさを伝えよう」と思っても、市販の教本ではなかなか届かない部分があると感じてきました。そこで、自分の手でテキストを作ろうと決めたのです。

3つの和音で広がる、子ども用テキストの工夫


一番時間をかけたのが、子ども用のテキストです。未就学のお子さんでもよく知っている曲だけを集め、右手で和音、左手でベースを弾く楽譜にしました。

最初に取り組むのは、たった2つの和音でできている曲です。和音には、その曲の感情とつながる響きがあります。明るい、落ち着く、少し切ない、といった心の動きを、まずは2つの和音で感じ取ってもらいます。

そこから和音が3つになると、表現の幅がぐっと広がります。このテキストの前半は、この3つの和音だけで、すべての調を同じように進めていけるよう工夫してあります。全調メソッドとは、どの調でも同じ学習のしかたで弾けるように練習を組み立てる方法のことです。調によって「これは難しいから」とためらう必要がなくなり、子どもが弾ける曲の世界が一気に広がっていきます。

黒鍵から始めることに魅力を感じた、というお声を保護者の方からいただいたこともあります。普通は苦手意識を持ちやすい黒鍵から入ることで、かえって抵抗感がなくなる。そうした積み重ねが、伴奏できる力につながっていきます。

歌いやすい調へ、その場で変える対話レッスン

テキストである程度伴奏ができるようになると、次は実践の「居場所」へと進みます。ここが、当教室ならではの工程だと思っています。

たとえば子どもがピアノを弾き、大人がギターで加わる。歌う人の声に合わせて、「この高さだと歌いにくいですね」と感じたら、その場で歌いやすい調へ変えてしまう。相対音感を磨き、ギターのキーと合わせられるようになることで、子どもと大人が音楽を通じて「対話」できるようになるのです。

私がこの場面で必ず大切にしているのは、「つながっている感覚」です。なぜなら、音楽の楽しさは、相手の声を心で感じられたときに生まれるものだと、35年の伴奏のなかで実感してきたからです。

実際、2025年に出演した地域のイベントでは、中学生と合唱団の仲間、講師陣がほとんど初対面で、あえて事前練習をせずに本番に臨んだことがあります。それでも歌えたのは、みんながその歌を知っていたから。つながれる喜びそのものが、何よりの経験になりました。第1回目の「こどもうたごえカフェLIONKITCHIN」では、小学2年の男の子がギターのおにいさんとの伴奏で「聖者の行進」の合奏をみんなで、練習なしで即興で演奏しました。

ハーモニーを学ぶための事前準備と質の保ち方

こうしたレッスンには、少しだけ準備が必要です。音楽には三大要素として、メロディ(旋律)、ハーモニー(和声・和音)、リズム(律動)があります。このテキストはこのうちハーモニーを扱うことを基本にしているので、音符の読み方やリズム感は、テキストに入るまでにある程度身につけておいていただきます。当教室ではペースメソッドやリトミックを通して、その土台づくりから丁寧に進めています。

そして、質を保つために私が何より心がけているのが、実践の場を絶やさないことです。どんなに質の高いレッスンでも、ピアノ伴奏は誰かと合わせてはじめて「音楽」として成立します。だからこそ、地域のイベントや発表の機会を絶やすことなく、機会を設けています。

毎月集まるシニアの国際マンガミュージアムでの「うたごえサロン龍池」、「うたごえカフェLIONKITCHEN」、そして2026年に始めた子ども用「うたとピアノは友だち」のテキストからの曲集で、「こどもうたごえカフェLIONKITCHIN」を開催。こうした居場所、「こどもうたごえカフェLIONKITCHIN」では、大人のギターを子どもたちの伴奏で、keyを合わせて大人と「対話」しながら伴奏し、お母さんたちも、うた好きな仲間とつながって歌います。

歌いやすいようにキーを変えながら、知らない人どうしがつながっていく。その光景こそ、テキストが目指したものです。

35年の伴奏が教えてくれた、つながる幸せ


なぜここまでこだわるのか?理由はとてもシンプルです。私自身が、うたの伴奏を通して人とつながる喜びを、35年ものあいだ数えきれないほど感じてきて、それが本当に幸せだったからです。

音楽をやりたいと思って教室に来てくださった方々にも、同じ幸せを味わってほしい、という一心で、子どもと大人を、過去と今を、人と人を、音楽でつないでいくためのテキストを作りました。

2冊のテキスト、子どもたちの為の「うたとピアノは友だち」、シニア初心者向きの「うたとピアノは友だち」どちらも、ピアノは人とつながって楽しむことができる、というメッセージそのものです。

「うたとピアノは友だち」は、こどもたちが良く知っている保育園で習う曲だったり、アニメや人気のJポップの曲などが、メロディとコード付きで34曲。子どもの相対音感を養うテキストで、ギターのおにいさんと、うたの仲間がうたいやすくする為の、ギターのおにいさんとkeyを調整する「対話」が出来るようになる楽しさ倍増の「音楽ひろば」の居場所での大人顔負けの活躍!を楽しむことが出来、そして「コード付きメロディー譜」も弾けるようになるので、弾いてみたい34曲が、アレンジで自由に創造して演奏することが出来るようになります。シニア初心者向けの3つのコードだけで憧れの伴奏が出来る「うたとピアノはこころの友」は、童謡・唱歌が25曲入っており、介護士やヘルパーの方が利用者さんと歌うときにも使っていただけます。子どもからシニアまで、立場を越えて音楽でつながる。篠田音楽教室が大切にしているのは、その「居場所」をこれからも守り続けることです。

2冊のテキストの詳しい内容は、教室ホームページでもご覧いただけます。

まとめ

「ピアノは一人で弾くもの」という思い込みを越えて、誰かと声を重ね、心でつながる。その喜びは年齢を問わず味わえるものだと、私は思っています。

・子どもに伴奏できる力をつけてあげたい方
・3つの和音で歌の伴奏を楽しみたい大人の方
・音楽でつながる居場所を探しているシニアの方
・保育や介護の現場でうたの伴奏を活かしたい方


京都市上京区の篠田音楽教室では、体験レッスンを受け付けています。遠方の方にはオンラインレッスンも可能です。まずはお気軽にご相談ください。詳しくは篠田音楽教室ホームページをご覧ください。

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篠田恭子
専門家

篠田恭子(ピアノ講師)

篠田音楽教室

合唱団での伴奏歴30年以上のピアノ講師が、子ども達が歌の伴奏を学べるコースなどを通して音楽で人とつながる幸せを伝えます。大人向け個人・グループレッスン、オンラインレッスンあり。上京区と右京区に教室。

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