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荻原卓司プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

占い・人生相談と法律相談の違い

荻原卓司

荻原卓司

テーマ:全般

暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
京都市伏見区の「オギ法律事務所」の弁護士の荻原です。
暑さの中でも笑顔を忘れずにいきたいと思います。

さて、最近少し重い内容のコラムのテーマが続いていると感じたので、
少し皆様が面白いと思えるかもしれないテーマを考えてみました。

今回は、「占い・人生相談と法律相談の違い」というテーマで
コラムを書かせていただければと思います。

占い・人生相談と法律相談は、どう違うのか、
どちらにしようか、迷われる方も多いと思います。

そこで、架空の事例を基に、違いを検討したいと思います。

【事例】
相談者は10歳の長男と8歳の長女と共に生活する40歳の女性。
収入は月15万円であり、母親からの援助に頼っている状況である。
配偶者は株式会社を経営しているが、資金繰りが苦しいのか、
言い争いが絶えず、最近は別居して生活費も入れてくれない。
生活費不足のためクレジットカードのキャッシングを用いて
約100万円の債務がある。
そのような中、相談者の父が急に亡くなり、母と兄との間の遺産分割協議で
兄から強く意見を主張され、揉めてしまっている。
悩み事が多すぎて、一体どうしたらよいのかわからず、
最近は死んでしまえばいいのか、とも考えている。

このような事例で、まず、占いであれば、
どんな回答をされるのでしょうか。
もちろん、占いを実際に多く受けた経験はないのですが、
おそらく以下のような回答をされるのではないでしょうか。

「本当に大変な状況ですよね。
 貴女の生年月日などをもとに占ってみたところ、運勢は、今、最悪の状況ですが、あと1週間ほどすれば上向くという結果が出ました。
 今はしんどい時期ですが、確実に上向いていきますので、できるだけ前向きに過ごしてくださいね」

次に、人生相談ではどのような回答をされるのでしょうか。
もちろん、人生相談を実際に受けた経験はないですが
おそらく以下のような回答ではないでしょうか。

「長男、長女のためにも、あなたは頑張らなければなりません。
 何とか節約して借金を返して、夫にはもっと生活費を入れてもらうよう交渉しましょう。
 家庭は円満が一番です。相続の件は欲を出さず、円満な話し合いを心掛けてみましょう。
 死ぬなんて考えてはいけません。死んでしまうと子供がかわいそうです。
 前を向いて、頑張って生きていけば、いつか必ずいいことがあります。
 応援しています」

これらの回答内容の特徴は、以下の二つだと思います。

(1)あまり問題点を整理していない
(2)どうすればよいかを、相談者ではなく回答者が決めている。

そして、これらに比べ、私が行う法律相談は、
(1)「問題点を整理する」ことを重視しています。

私は、紛争を解決する弁護士として
紛争解決に必要不可欠な問題点を整理する能力を持っております。

色々な問題が絡み合い、複雑に思える問題であっても、
この能力を用いて、問題点を整理するうちに、
解決方法を考えることができます。

また、私が行う法律相談は
(2)法律の制度に基づき、解決案を提示いたしますが
 「こうしなさい」とは決めつけず、相談者様の自己決定権を重視する
ことを心掛けています。

自分のことは、最後はやはり自分で決めることが一番良いと思いますし、
その決定のためのサポート・支援をしていきたいと
考えるからです。

それでは、先ほどの事例に基づいて
どの様な法律相談をしていくか、示していきたいと思います。

「本当に大変な状況ですよね。
 一つ一つ問題点を整理していき、どうすればよいか
 一緒に考えていきたいと思います。
(1)まず、生活をしていくこと、生活費を確保することが
 一番重要だと思います。
  生きていかなければならないですしね。
  まず、配偶者の方に生活費について話し合ってみることをお勧めします。
  もちろん、弁護士に委任して行うこともできます。
  その上で、配偶者の方の会社の経営が悪化しているのであれば
 そのことを解決して頂く必要があります。
  会社の経営が悪化していないにも関わらず生活費を入れてくれない
 のであれば、婚姻費用分担調停などの方法で、婚姻費用を
 確保していく方法もあります。
  また、あくまで選択肢の一つですが、離婚して児童扶養手当の支給を
 受ける方法もあり得ます。
(2)次に借金について考えてみます。
  今は借金を返すべきではないと思います。
  生活を行うことが一番なのに、
  生活費がなくなってしまうからです。
  催告などがなされると思いますので、
  「相続財産を確保できれば支払えるかどうか検討します。
  それまでは支払いはできません」という内容で
  弁護士に依頼するのも一つの方法です。
(3)最後に相続の件ですが、相続というのは
  遺言がなければ法定相続分に基づき相続財産をどのように分けるか
  という問題です。
   ですので、まず、最も相続を早く進めたいと思っているお兄さんに
  簡単な遺産分割案を書面で作成してもらったらいかがでしょうか。
  具体的な案があれば、話も前に進みやすくなると思うからです
   もちろん、その案について、再度弁護士に相談することもできますし
  遺産分割について弁護士に依頼することもできます。」

いかがでしたでしょうか。

占いや、人生相談よりも、
問題点を整理した、具体的な内容のアドバイスであり、
かつ、弁護士の意見を押し付けたものではなく
自己決定権を重視した内容になっていると
考えております。

当事務所は、特に
「どうしていいかわからない、ややこしい相談」
を得意としております。

占いや人生相談と費用はそれほど変わりません
(むしろ安いかもしれません)。
是非、この機会に、法律相談をご検討いただけますと幸いです。

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荻原卓司
専門家

荻原卓司(弁護士)

オギ法律事務所

当事務所は、これまでの1000件以上の解決事例を踏まえ、弁護士の熱意と迅速な事務処理能力を活かし、特に住宅を残して借金を減額できる個人再生等の借金問題や交通事故の問題につき、力を入れております。

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