借金が返せなくなりそうなとき、どうすればいい?
秋の訪れを感じる今日この頃です。
どこか遠くに旅にでも行きたい気分になりますが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今日は、「どうして借金が減らないのか」というテーマで
コラムを書きたいと思います。
「返しても返しても借金が減らず、生活費が不足し、
どうしようもなくなり、また借りてしまう」
そういう方は、多いと思います。
では、どうして、借金が減らないのでしょうか。
原因として、次の6つが考えられると思います。
1.収入よりも生活費の支出が多い場合
この場合は、残念ながら、借金は減らず、増えるばかりになります。
なぜなら、借金は、結局
収入から生活費を引いた分(これを「返済原資」といいます)しか
返せないからです。
多くの方が、収入よりも生活費の支出が多い状況でも
まだ返済を続けておられますが
それは「新たな借り入れ」をしているから、できることです。
純粋に借り入れを行わずに返済を行わないと借金が減りませんが、
収入よりも生活費の支出が多い方は
借入れを行わないと返済ができない状況になってしまいます。
2.住宅ローンの支払額が多い場合
ほぼ1と同様の話になりますが、
借金は、収入から生活費(住宅ローンの支払いも含む)を引いた分しか
返すことができません。
そうすると、住宅ローンの支払いが多ければ、
生活費も増加し、
収入から生活費を差し引いた返済原資が確保できなくなり、
借金が増加するのです。
3.投資やギャンブルをしている場合
これも、ほぼ1と同様の話になりますが、
借金は、収入から生活費(投資やパチンコ・競馬で負けた分も含む)
を引いた分しか返すことができません。
そして、詳細は省きますが、
経済の素人や機械の素人、馬の素人が
投資やギャンブルで勝てるはずがありません。
ですので、必ず負けます。
そうすると、投資やギャンブルで負けてしまえば、
収入から生活費を差し引いた返済原資が確保できなくなり、
借金が増加するのです。
4.収入から生活費を差し引いた残額は少しは残るが、
それ以上に毎月の返済金額が多い場合
この場合は、せっかく確保した返済原資を上回るほど、
毎月の返済金額が増大してしまい、
返済原資<返済金額となってしまっている場合です。
この場合も、返済金額を賄うためには、結局借入れをしなければならないので
借入れは増加するのです。
5.借入の利子が高い場合
借入の利子が高いと、利息が増加してしまい、
その結果、借金の総額も減らなくなってしまいます。
ただ、実はこの場合はそれほど多くありません。
例えば、15%の金利の借金を7~8%の金利に借り換えたところで
元本が大きければ、元本に対応する利息の額も多くなり
結局返済額が増加してしまうのです。
このように、15%の金利の借金を7~8%の金利に借り換えるような
俗にいう「おまとめローン」で
借金が減ったというケースは、少なくとも私は聞いたことがありません。
「利子が高いから返済ができないのではないか」と思われた方は、
別の原因がないかどうか、
もう一度収支を見直すことが良いのではないかと思います。
6.リボ払いを使い過ぎた場合
「リボ払い」は、どれだけショッピング・キャッシングの残高があっても
「毎月一定金額」のみ支払えばよいという契約です。
ただ、逆に言えば「毎月一定金額」しか支払えませんので、
残高が増加すると、一定金額のうち、ほとんどが利息の支払いに
消えてしまうことになります。
そうすると、元金が減らなくなり、
リボ払いをずっと続けていても借金が減らないことになります。
このような、上記の1~6の原因のうち、
少しでも「当てはまるかも」と感じた場合は、
一度、借金の専門家の弁護士に相談されることをお勧めいたします。
収支を見直した結果、問題の解決の方法が見えてきて、
気持ちが楽になる場合が多いです。
当事務所は、借金に関するご相談はどのようなご相談でも無料で行っております。
是非、相談をお待ちしております。