PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

一級建築士のご主人と保育士の奥さまが、子育て世代の家づくりを応援

子育て世代の気持ちに寄り添う子育て住宅のプロ

中川裕

中川裕 なかがわゆたか
中川裕 なかがわゆたか

#chapter1

子育て世代の家族は同世代。気持ちに寄り添い、より良い住まいを提案

 子どもが少し大きくなり、そろそろマイホームを持ちたいと考えている子育て世代の味方となる、京都市中京区の建築事務所、「アーキテクトオフィス・リラブ」の一級建築士、中川裕さん。3人の子どもの父親でもあり、子育て世代の顧客の気持ちに寄り添った設計をしてくれます。

 そんな穏やかで丁寧な中川さんが、かつて勤めていた設計事務所では、店舗や公共施設、高級建築など業界の花形を手掛けてきました。しかし、子どもの誕生をきっかけに、建築に対する心構えがガラリと変わり、「子どものために、できるだけ体に安心安全な素材を使いたい」と思うようになりました。

 そして、2008年の独立以降は、住む人が気持ちよく感じる“子育て世代の家族により良い住まい”を作り続けています。床にサクラや杉など数種類から選べる無垢材、壁には空気をきれいにするスイス漆喰やシラス壁など、体に優しい自然素材にこだわり、喘息やアレルギーの子どもをもつ家族から支持されています。

 ほかにも、長期優良住宅適応の吹付け断熱やペアガラスなどによる断熱性と防音性の高さ、適切な地盤調査にもとづく地盤補強や基礎、土台、柱などを強化した耐震構造をはじめ、家族の息遣いを感じる間取り、子どもを見守れる距離感、親子で笑顔になる遊び心、家事のしやすく子どもが手伝いたくなる動線や収納、子どもがのびのび過ごせる回遊性、将来に備えた可変性のあるデザインなど、同世代の家族の気持ちがよく分かるからできる提案の数々は脱帽もの。

 また、ご夫婦で営む建築事務所には珍しく、奥さまの真由美さんは建築には関係ない保育士なのも特徴でしょう。「幼稚園と保育園で計10年務めていた妻が相談や見学会に同行し、お客さまのお子さまに対応しますから、気兼ねなくゆっくり話ができるうえ、お客さまと同じ視点で家づくりを考えてくれると喜ばれていますよ」とにっこり。第1・第3土曜日には、個別の無料相談会も開催しています。

#chapter2

お客さまの希望を形にするのが建築士。すべての夢を叶えたい

 「こだわりの多いお客さまの『こんなことをしたい』を形にするのが建築士の仕事」と真摯に語るように、中川さんが設計した家は、子どもだけでなく、大人も遊び心を感じるようなお家もいろいろとあります。たとえば、庭がなくても外で遊べるようなリビングとつながったウッドデッキ、ハンモックやブランコがある部屋、階段下のスペースに設けた子どもたちの図書コーナーなど。最近も天井高約4mの部屋の壁をボルダリングにして好評を得たそうです。

 「構造上難しければ代替案で検討してもらいますが、お客さまがしたいことは、すべて叶えたいがモットーです。お客さまは建築のプロではないので、設計の図面を見てもピンとこず、建築現場を見てこんな風に変えたいとおっしゃられる方もいらっしゃいますが、そんな場合でもできるだけ希望を叶えたいと思っています。家を造っている時から楽しんでもらいたいですからね」

 そして、家が完成したら、家族みんなで大切にしてほしいとのこと。無垢の木の床なら、年に1~2回ワックスをかけたり、スイス漆喰の壁なら、拭いても汚れが落ちない時は漆喰を削って補修用漆喰を塗り直すなど、ちょっとしたメンテナンスを自分たちですることで、親も子も我が家により愛着がわいてくるからです。

中川裕 なかがわゆたか

#chapter3

適正価格にこだわり、安さにも努力。節約の提案もしてくれる

 気になる予算も、適正価格にこだわり、顧客にも納得いただいているそうです。「OBのお客さまの家で見学会をさせていただくのでモデルハウスはありません。宣伝費もかけていませんし、少数精鋭で人件費も抑えています。そのほかにも、工務店勤務の経験があり、原価や手間が分かるため、信頼のおける地元の工務店に直接交渉しているのも大きいでしょう。リーズナブルとはいえ、長年付き合いのある職人と地域密着の施行体制。納得のいく家が完成しますよ」

 予算が厳しい時は、「家族が長く過ごすリビングの壁や床は、自然素材のスイス漆喰や無垢材にし、廊下は既製品を使ってコストを下げては?」「新築一戸建てにこだわらず、中古マンションのリノベーションという手もありますよ。実は私もリノベなんです」など、節約提案もしてくれます。「お子さんの学費などでお金は必要ですし、たまには家族で旅行も行きたいですからね」と、子育て世代の家族と等身大で向き合う中川さんなら、背伸びをすることなく家族の希望や本音が言えそうです。

 将来は、子育て世代の住まいを造り続けたノウハウを活かし、子育て支援施設の設計などにも携わることが夢だと語る中川さん。これからの益々の活躍が楽しみです。

(取材年月:2016年12月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

中川裕

子育て世代の気持ちに寄り添う子育て住宅のプロ

中川裕プロ

一級建築士

アーキテクトオフィス・リラブ

一級建築士のご主人と保育士の奥さまが、夫婦で営む建築事務所。子どものアレルギーから親子の遊び心まで、子育て世代の気持ちに寄り添い夢を実現。リーズナブルで、家族がのびのび過ごせる居心地の良い家を提案。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ京都に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または京都新聞が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO