環境を変化させると人生も変化する？

塾通いの2つのメリット

こんにちは！お元気でお過ごしですか。

早いもので6月も下旬を迎えました。当地京都では祇園祭（山鉾巡行と神輿渡御）が3年ぶりに開催予定となり「いつもの夏」が戻って来そうな雰囲気です。梅雨空の湿度マックスの中でお囃子（コンチキチン♪）を聞くと本格的な夏の到来を予感します。

お子様の学校生活は順調ですか。中高生なら定期テストが終わった頃でしょうか。早いものであと一か月程経つと夏休みですね。実は…夏休みは中学生にとって恐ろしい期間です。GWの悲劇に続く“SV（Summer Vacation）の悲劇”が起こる可能性があるからです。

以前本コラム（「GWの悲劇」～“継続は力なり”の落とし穴～）でもお話ししたように、春先の”マックスモチベーション”はゴールデンウイークという大きなハードルによって崩壊寸前になります。それでもどうにかこうにか乗り切り、ほっとしたのも束の間…こんどは長期の夏休みが待ち受けています。

子どもはこの時期に豹変する可能性があります。とりわけ家族とのコミュニケーションが取りにくくなるケースが多いです。要因としては身体や心の成長はもちろんですが、夏休みを境とする部活での人間関係の変化が挙げられます。【先輩が居なくなった（同輩・後輩のみになった）ことによる優越感】【自身の引退による緊張感からの解放】が大きく影響しているのでしょう。まあ、これは致し方ないことです。サラリーマンが昇進した途端急に横柄になることがあるのと似ていますね。環境は人間を良い意味でも悪い意味でも変化させます。ですから、普段と環境が変化する夏休みの過ごし方が今後のお子様の成長に大きく影響することは間違いように思われます。その観点で考えると、夏休みに塾を利用するのは効率的に学習面の成果を得られる手段と言えます。

今の時期、各学習塾で開講される夏の特別講座等がHPやチラシでPRされますので、改めて塾通いを検討されるお子様や親御さんが多くおられるのではないでしょうか。

そこで今回は【夏休みに塾通いをするメリット】について考えてみます。
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多くの学習塾の夏休み中の指導内容は、学校で習った内容の“復習”と9月以降の“予習”が中心となります。夏休みに復習を実施する目的は、
①すでに塾へ通っている生徒…弱点確認とその補強
②新たに塾へ入るお子さん…学校より進んでいる塾の授業へのスムーズな合流
です。

塾へ行くメリットのひとつに“学習習慣の定着”があります。人間は同じことを繰り返しているうちにその行動が“無意識に”出来るようになります（入浴や歯磨きと同じですね）。学習に関する行動ですと一か月～二か月程で習慣化すると言われています。決まった日時に塾へ通うことは、学習習慣を身につけるうえで大変有効です。お子様が学習を習慣化出来れば、今後に向けてかなり有望な状況になったと言えるでしょう。塾通いを夏休みにスタートさせるのは、習慣化のメリットを最大限活かすうえで効率が良いのではないでしょうか。

塾通いを始めるうえでのもう一つのメリットが【環境の変化によるヤル気UP】です。人間の脳は新たな環境や経験を得ることによって刺激を受け、その結果ヤル気が一時的に高まると言われています。これは本コラム「GWの悲劇」の“桜咲き誇る季節のモチベーションUP”と通じるところがありますよね。勉強部屋の模様替え等もヤル気UPに効果があるようです。

この夏お子様の運命を変えるかもしれない新たな環境や経験に塾通いを加えてみるのも良いかもしれません。お子様に合った塾の選び方については本コラムの「塾ジイの部屋」で紹介していますので良ければ参考にしてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
蒸し暑い日が続きますがお元気でお過ごしください！

それではまたお会いしましょう。

＊参考書籍：「やる気脳のつくり方」－親子で学ぼう！脳のしくみと「やる気」アップ術－　池谷裕二監修