集団指導と個別指導第3回
最近、通塾しておられないお子様をお持ちのお母様から「集団指導と個別指導の違いを教えてください」というご相談を何件か頂いております。そこで京進を例にとって集団指導(クラス指導)及び個別指導の形態と特徴についてお話した上で前回は個別指導を受講した場合のメリットをお話しました。今回は個別指導を受講する上での注意点をお話したいと思います。
<注意点>
①「分かったつもり」で終わらせない
京進の個別指導は講師一人に生徒二人、1:2の授業形態をとります。講師との距離も近く、分からない箇所はすぐに聞くことが出来ます。そこで注意して頂きたい事は「分からない所を先生に聞いて、分かった」で終わらせないで欲しい、という事です。確かに説明を聞いた時点で、お子様は「分かって」おられます。しかし、そのまま復習をしないと、せっかく「分かった」事を忘れてしまいます。その結果、テストなどで「塾で習って分かったはずなのに、出来ない」という事になりかねません。「分かったつもりなのに出来ない」という状態です。お母様、お父様は「個別指導に通っているのに何故、成績が上がらないのか?」と、お子様を責める事になりかねません。それを防ぐには、「塾で習って分かった事を必ず、出来ればその日のうちに復習する」事です。たとえ15分、20分でも良いので、塾で習った事を紙と鉛筆を使って、自分で正解が出せる所まで復習してください。その際、説明を聞くまで分からなかった問題にチェックしておきましょう。それがお子様の弱点です。テスト前などには、チェックのついている問題を優先的に復習すれば効果的です。
まとめると、授業で説明を聞くまで分からなかった問題はチェックを付けておく→チェックのある問題は紙と鉛筆を使って復習する→テスト前にはチェックのある問題を優先的に復習する、という事になります。
確実に復習をして、塾の効果を上げるようにしていただければと思います。
② 通塾の目的を明確に
通塾の目的を明確にする事は集団指導、個別指導ともに重要ですが、特に個別指導に通う場合はしっかり考えていただきたいと思います。集団指導の場合は決まったカリキュラム、教材が用意されており、そのカリキュラム通りに勉強していく事になりますが、個別指導では、あらかじめ決まったカリキュラムや教材はありません。個別にご要望をお伺いして、出来るだけご要望に沿う形でカリキュラムや教材を選定する事になります。「学校と同じくらいの進度で進んで苦手科目の成績を上げる」「得意科目は次の定期テストで満点を取る」など、通塾の目的を明確にしていただく方が効果は出やすいと思います。
次回は、「新高1生の皆さんへ」というテーマでお話したいと思います。
<お知らせ>
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(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております。