効果的な塾利用法
前回は「効果的な塾利用法」第1回として「京進・集団指導塾の効果的な利用法」についてお話しました。その中で「集合指導塾では原則、個人指導はしません。解決できない問題が出てきた時は、どうすれば良いでしょうか」とお話しました。今回は、集団指導塾で効果的な質問の仕方についてお話します。
1.分からない所はまず自分で考えてみる。
分からない所を片端から先生に聞くのは意欲的に見えますが、得点力は上がりません。それに、学校や塾の授業を真剣に聞いていたら、分からない箇所は「片端から聞く」ほどは発生しません。「分からない所だらけだ」と思ったら、授業の受け方を見直してみましょう。授業を真剣に聞き、授業ノートを見て復習しても分からない所が出てきた場合は、問題を整理してみましょう。問題で与えられた条件は何か?求められている解答は何か?ノートに書き出した上で、再度、授業ノートを読んで、「何故、その解き方になるのか?」考えて見ましょう。このような取り組みが得点力アップにつながります。
2.自分で復習して考えてもどうしても分からないときは
(1)先生と質問時間を約束する
「先生が忙しそうで、質問できない」というお声を頂くときがあります。質問したい時には先生と質問時間を約束しましょう。お子様自身で先生と質問時間を約束するのがベストですが、お子様から言いにくい時は、お母様、お父様が変わって先生と質問時間を約束してあげてください。質問時間の約束の仕方は次のようになります。
①まず日時を決めます
塾に電話して、担任もしくは担当に「どうしても分からない問題があるので、教えて欲しいと子どもが言っている。いつなら教えてもらえるか?」と聞いてください。電話するのは塾の授業時間をはずしましょう。授業時間や授業前後で職員がバタバタしているときに質問時間を約束する事は難しいと思います。
②教えて欲しい問題や単元を明示します
科目とテキスト名、○ページの○番の問題が分からないので教えて欲しい、と明確に伝えましょう。
(2)質問の仕方
いよいよ質問です。「この問題、分かりません」では、先生は何がどのように分からないのかが分かりません。「自分でここまで考えました。ここからが分かりません」もしくは授業ノートを出して「この式から何故次の式になるのかが分かりません」などのように具体的に質問しましょう。このような質問が出来るようになれば、質問時間が短くなって効率的な上に、得点力は確実に上がります。
(3)質問を終えて
「説明してもらって分かった」と放置するとせっかく理解した事も忘れてしまいます。家に帰ったら必ず、紙と鉛筆を持って、自分で答えが出せるまで復習しましょう。
「分からなければ先生に聞けばよい」と安易に考えていると、得点力は上がりません。質問して得点力を上げるためには努力が必要です。しっかり努力した質問は、必ず得点力を上げてくれます。塾はそのような質問を待っています。
<お知らせ>
①京進からのお知らせ
京進HP
②さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
2012年5月8日(火)スタート
すでにお子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。
(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております