「塾ジイの日記」32 ―諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく―
前回は中3生対象に、秋からの受験対策についてお話しました。
今回は、中学受験を考えているが、特に算数が苦手、という方にお話したいと思います。
中学入試で多くの生徒達が苦労するのが算数です。「算数が苦手」という方もたくさんおられます。算数は、苦手なままだと入試で大量失点をしてしまう可能性もある、重要科目です。「算数が得意」までは行かなくても、何とか苦手意識は克服したいものです。
算数が苦手な要因としてまず第1に考えられるのが、計算力が十分でない事です。
これは毎日、計算練習をする以外にありません。例えば1日15問、制限時間10分、などと決めて、毎日続けていただくと計算力が向上すると思います。
問題は、計算力はあるのだが、算数が苦手で成績が上がらない場合です。
算数の先生は良く「問題は自分で解きなさい」とおっしゃいます。もちろん、最終的には自分で解けるようにならなければなりませんのでそれはそれで正しいのですが、算数の苦手な生徒は「解けないから苦手」なのです。解けないのに「解きなさい」といわれても解けません。しかも解けないでいると「何でこんな問題も解けないの!?」と叱責され、萎縮してさらに解けなくなります。
どのようにすれば、算数が得意になるのか?それは、算数の先生の言葉にヒントがあります。算数の先生がよく口にする言葉は「この問題はこうすれば解けるよ」という言葉です。つまり、算数の先生は、「解き方を知っている」のです。
算数の問題を前にして、じっと鉛筆が止まったままの生徒は、解き方を知らないわけです。解き方を知らなければ、どんなに考えても解けません。時間だけが過ぎていきます。
次回は、「では、どのようにすれば、解き方を知っている状態になるのか?」についてお話したいと思います。
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