中1生、通塾で成績を上げるには?
中1の後半で大幅に成績が下がる単元として前回は、数学の「方程式の文章題」を取り上げましたが、今回は理科の「力と圧力」を取り上げたいと思います。
<理解の仕方>
力と圧力は、中2で習う「電流」と同様、目に見えないものです。目に見えないからイメージが作りにくく、そのため苦手にする人が増えます。
イメージをつかむためには、「目に見えないもの」を「目に見えるように工夫する」事が重要です。まずは力の向きと大きさを示す矢印をどんどん書いてみましょう。力の矢印を書く事でつりあっている場合や物体が等速直線運動をしている場合の力の状態が理解できると思います。
<定期テストでの点数アップの方法>
力と圧力に限らず、理科の1分野を苦手にする生徒はたくさんいらっしゃいます。しかし、1分野の点数アップの方法をひとつ紹介します。ポイントは、1分野(物理・化学分野)は、生物などの2分野と比較して、出題パターンが限られている、という事です。そこで、1分野で点数が取れる効果的な勉強方法をご紹介したいと思います。
まずは教科書ワークを3冊用意しましょう。学校から渡されているワーク、教科書準拠のワーク、標準ワークの3冊もあれば十分です。もしかしたら教科書準拠のワークや標準ワークは塾で購入しているかもしれませんね。1分野については、その3冊を解いてみましょう。初めはなかなか解けないし、問題の意味も分からないかもしれませんが、まず、解いてみて、間違えたところ、分からなかったところの解説を見てしっかり理解して、解き方を覚えてしまいましょう。順番としては、学校から渡されているワーク→教科書準拠のワーク→標準ワークが良いでしょう。
1冊目を解き、2冊目を解き、3冊目になれば、出題されるパターンや自分の弱点がはっきりしてくると思います。ここまで来れば、定期テストで高得点が望めます。ワーク3冊といえばお子さまから「無理!」「そんなん、出来ないよ」というような返答がありそうですが、最初の1冊をしっかりやれば、2冊目は似たようなパターンの問題が多く、かなりのスピードで出来る事がわかると思います。3冊目になれば、ほぼ同じパターンの出題になり、もっとスピードが上がります。それでは何故3冊のワークが必要かと言えば、3冊目をやる事で子ども達が自分で弱点に気づくようになる場合が多いからです。自分で弱点に気づく事で、より定着を図る事が出来るようになります。最後に繰り返し間違えた問題を復習しておけば、定期テストでの高得点が望めると思います。
次回は、10月4日(木)に、来年の中学受験にむけて、直前期に気をつけておきたい事を中心にお話したいと思っています。
<お知らせ>
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