Mybestpro Members

久保克己プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

中1生 苦手にする生徒が多い単元の具体的な勉強方法

久保克己

久保克己

前回は、「中1生 成績が下がったらすぐに塾を変わるべきか?」というテーマでお話しましたが、今回は「中1の後半で苦手にする生徒が多い単元の具体的な勉強方法」についてお話しようと思います。

中1の後半で大幅に成績が下がる単元としては、まず第1に数学の「方程式の文章題」を挙げる事ができます。

方程式の文章題を得意になるコツは、
①問題文を図解して考える
②解き方のパターンや式の立て方を覚える
③必ず紙と鉛筆を使って解く
④計算はノートや計算用紙に大きめの数字を書いて行う
という事になるかと思います。
各項目について簡単にご説明したいと思います。
①について
文章題を読んだだけでは、問題の条件が理解しにくい場合があります。そのような場合に問題文を図解して考えることは非常に有効です。図解の仕方は、教科書や塾のテキストに載っています。方程式の文章題はテキストのまねをして、自分で図解して考える癖をつけてほしいと思います。
②について
方程式の文章題は、入試レベルの難問以外は、解き方のパターンが決まっています。教科書や塾のテキストは解き方のパターンごとに例題が載せられています。「この出題パターンはこう解く」という解き方を覚えてしまいましょう。

「うちの子は本を読まないし、国語の長文問題が苦手なので方程式の文章題も不安だ」というご相談を受ける事がありますが、あまり気にされる必要は無いと思います。よほどの難問でない限り、問題文を図解する事と、解き方のパターンを覚える事をしていけば、解けるようになります。

③について
生徒が数学の勉強をするときに、問題文と解き方を読んでいるだけ、という場合があります。この勉強方法では、得点力は伸びません。テストは、紙に正解を書いて点数になるものだからです。紙に書く練習を怠った場合「分かっていたのに解けなかった」という結果になりがちです。紙と鉛筆を使用した勉強を心がけてほしいと思います。

④について
「うちの子はケアレスミスが多い。特に計算ミスが多い」というご相談を受ける場合もあります。
計算のやり方が分かっているのにミスをするのは、筆算をしたときの桁の間違いや、自分で自分の数字を読み間違えていた、などという事が案外、多いのです。そのようなミスをしている生徒を見ると、計算をノートや答案用紙の片隅に細かい字で、時には乱雑に、時には斜めに書いたりしている場合があります。「慎重に計算しなさい」「もっと丁寧にやりなさい」と注意してもなかなかケアレスミスが減りません。
計算のケアレスミスを防ぐには、まずは、計算する時の数字を出来るだけ大きな字で書く事から始めると良いでしょう。数字を大きく書くことで見やすくなり、ケアレスミスは減ってくるでしょう。ケアレスミスが減ってくればお子さま自身が「もっとケアレスミスを減らしたい」と思うようになってきます。そのようになれば、ケアレスミスはさらに減ってくると思います。

次回は、9月25日(火)に、中1理科で苦手になりがちな単元についてお話したいと思います。

<お知らせ>
①京進からのお知らせ
京進HP

②さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
京進これから研究所内「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
5月8日(火)スタート
すでにお子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。

(京進これから研究所とは?)
京進これから研究所では、将来にわたって生徒さんに役立つ何かを提供できるように教育企業としてできることを日々研究しています。新規事業の種(シーズ)の収集や新商品の開発、教育指導方法、生徒さんのやる気向上の問題などを研究しております

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

久保克己
専門家

久保克己(塾講師)

株式会社京進

子どもの学習や成績・受験で悩んでいませんか?「お客様相談センター」は、塾生以外の保護者も含め、電話やメールで無料の教育相談を受け付けています。子どもの個性に合わせた解決法などを提案します。

久保克己プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼