「塾ジイの日記」32 ―諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく―
関西圏の中学入試が終了し、次々に結果が発表されています。
志望校に合格した方もいらっしゃるでしょうし、
残念ながら思い通りの結果が出なかった方もいらっしゃると思います。
志望校に合格した皆様へ。
おめでとうございます。
思いっきり、お子様を祝ってあげてください。
今までの努力を誉めてあげてください。
子ども達には、努力を続ける事の大切さを、知ってほしいと思います。
残念ながら、思い通りの結果が得られなかった皆様へ。
最もショックを受けておられるのは、お子様です。
子どもは、不合格だった時、何か悪い事でもしてしまったような気持になってしまう事が多いようです。
お母様、お父様にお願いしたい事は、
お子様が挫折した時こそ、お子様によりそい、しっかりと話をしてあげて欲しい、という事です。
「どんな事があっても私は、あなたのそばにいるし、あなたの味方なんだ」
という事を、話してあげて欲しいと思います。
同時に、
「思い通りの結果は出なかったけれど、あなたの努力は私が一番知っている」
と、頑張ってきたお子様を誉めてあげて頂きたいと思います。
中学入試は、通過点です。
志望校に合格した人も、思い通りの結果が出なかった人も、
ここからが新しいスタートです。
新しい環境で、さまざまな未来が待っています。
順風満帆で行く事もあれば、うまく行かない時もあると思います。
合格したときに、まるで自分の事のようにとても喜んでくれた。
失敗してつらい時に、しっかりよりそい、支えてくれた。
そのような思いは、子ども達にとって、自信になり、生きる力になってくれるはずです。
子ども達には、どんな時も胸をはって、前を向いて生きていける人になってほしいと思います。