「塾ジイの日記」32 ―諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく―
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
年があけたら、受験シーズンに突入します。
受験生の皆さんへ。
今日は、受験シーズンを迎えて、
気をつけて頂きたいことを書きたいと思います。
【1】規則正しい生活を送ろう。
「あと少しの期間だから、毎日、徹夜で勉強するのだ」などという事は、思わないで下さい。
睡眠不足が続くと、集中力と持続力が低下します。ケアレスミスも増えてきます。
うまく勉強が進まないようになり、更に睡眠時間を削るという負のスパイラルに陥ってしまいます。
夜通し勉強すると、自分では、とても頑張った気持ちになります。
でも、実際にはそれほど勉強は進んでいない場合が多いようです。
規則正しく、きちんと食事をとり、きちんと睡眠をとり、無駄な時間を省いて能率的に勉強しましょう。
【2】時間が不足していると思ったら、受験までの日々をスケジューリングしてみよう。
勉強がうまく進まないと思ったら、一日の過ごし方を書き出してみましょう。
たとえ30分でも無駄に過ごしている時間はないでしょうか。
勉強している時でも、集中力がなくなって、ぼんやりしていた時間はないでしょうか。
集中力がなくなってきたら、時間を決めて休憩する。
気分が戻ったら、気を引き締めて、勉強に戻る、というメリハリをつけましょう。
【3】自分が行ってきた努力を振り返ろう。
受験期は、どうしても弱気や不安になりがちです。
自分に不足している部分や、やっていない所ばかりに目が行き、焦ってしまいます。
そんな時は、自分の机周りを見渡して見ましょう。
教科書、ノート、プリント、資料集・・・それらのものが、自分が積み重ねてきた努力の証なのです。
不足しているところを気にして弱気になる必要はありません。
新しい問題集などを買い込んでやり始めるより、自分がやってきた勉強を振り返り、自分のお気に入りのテキストで弱点補強をしましょう。
その上で、「これだけやったのだから、自分は大丈夫」と何度も声に出して言ってみましょう。
【4】先生と話そう。
何をすれば良いか、分からなくなった時は、信頼している先生に相談してみましょう。
相談するのは、学校の先生でも塾の先生でも良いと思います。
先生は、たくさんの受験生を指導した経験をお持ちです。
先生ご自身も、受験を乗り越えておられます。
入試直前の過ごし方を聞いてみれば、きっと適切なアドバイスをしてくださると思います。
【5】家族と話そう。
どうしても焦りや弱気が消えない時は、自分を支えてくれている人をノートに書き出しましょう。
一番支えてくれているのは、自分の家族です。
どんな話でもかまいません。
弱気な自分をさらけ出しても構わない。
素直な気持で親や兄弟と話しましょう。
感謝の気持をもって、出来れば「ありがとう」の言葉を添えて。
感謝の言葉を添えて家族に接すれば、不思議に気持が落ち着いてきます。
騙されたと思って試してみてください。
きっと、素晴らしい結果が待っていると思います。