「塾ジイの日記」32 ―諦めという名の鎖を身をよじってほどいてゆく―
新年度が始まりもうすでに1ヶ月が経ちました。
「えっ新年度? 12月なのに??」
と思われるかもしれませんが、実は、小学校受験の世界では11月が新年度になります。
(毎年10月の終わりには京都にある私立小学校で入学試験が実施されます)
京都では2005年に立命館小学校、同志社小学校が開校しました。
昨年度は、大阪府の高槻市に関西大学初等部が開校し、ますます小学校受験の熱が高まってきています。
私が勤める京進も小学校受験に対応できるよう、
幼児教室「京進ぷれわん」を北大路・伏見に開設し、多くのお子様たちに学んで頂いています。
小学校受験といえば
「ひらがなを書けることが大切!」
「足し算ができれば合格!」
という認識をお持ちの方もいらっしゃいます。
しかし、基本的にそういった類の問題は試験にはでません。
試験は、
「口頭による指示を聞き、当てはまるところに○を書く」
という形式になっています。
出題形式もペーパー試験だけではなく、
「行動観察」
「運動」
「指示行動」
「授業形式」
「先生とやり取りする」
といった形式も行われています。
また、保護者を含めた面接も実施されます。
これらの各小学校は特色のある指導方針を持っています。
また
「○○小学校は例年△△といった問題が出る傾向が高い」
というように、それぞれで入試出題傾向も異なりますし、入試倍率も高い学校で2~3倍となります。
この辺は、難関中高入試や大学入試さながらです。
従いまして、なかなか家庭内だけで受験の準備は難しく、
私ども「京進ぷれわん」のような小学校受験専門の機関に頼らざるを得ないのが現状です。
逆に、その小学校受験の現状をご存知の方は、
お子様だけではなく、保護者様自身の負担感の重さに不安がられる事も少なくありません。
確かに、お子様の塾通いのための送迎、宿題やその日の学習のおさらいなどのサポート等、
保護者様のサポートは必ず必要です。
人によっては
「幼児のうちから、そこまでやらなくてもよいのでは?」
と考える方もいらっしゃいます。
しかし、実際に私立小学校に入学されると
「苦労した甲斐があった」
という感想を持たれる方も非常に多いようです。
元々、小学校受験を考えられるご家庭は
「一貫した教育の理念のもとで、わが子を成長させたい。」
「よりよい学習環境で勉強をさせてあげたい。」
等の方針をお持ちですが、入学後
「その期待が決して裏切られなかった!」
ということかと思います。
私も、以前ある私立の小学校を訪問させて頂きましたが、
あまりの環境のよさに言葉を失った記憶があります。
私の小学生時代は古い昔ですので比較対照にはなりませんが、
若いお母さん、お父さん方が持たれる小学校のイメージとでさえ、
180度異なるような素晴らしい環境かと思います。
幼児期は、もっとも伸びる力があると言われており、
小学校時代も学習の土台を作るには大切な時期ですので、
最適な時期に最適な環境で学ばせられるという辺りが、
小学校受験の魅力なのだろうと感じます。
各幼児教室ではこの時期から、
新年長(実際には年中さんですが)というクラスを設け、
来年の秋に実施される入学試験に向け本格的な準備を始めます。
最初は、皆の前で話すことができないお子様も、
1年後には立派に面接で自分のことを話し、考えていることを表現できるように成長されるようです。
そんな1年間のスタートが、まさに「この時期」だということですね。
小学校受験をお考えの方
「どうしようか?」とお迷いの方
不安や心配でいらっしゃる方
ぜひ、遠慮なく早めに「京進ぷれわん」各教室にご相談いただければと思います。
■京進ぷれわん 連絡先
http://www.kyoshin.co.jp/school/syounyusi/
北大路教室 075-494-2995
伏見教室 075-605-5956