林真理プロのご紹介
子どもの自ら学ぶ姿勢を大切に、英語を通して広がる世界を楽しもう!(2/3)
子どもの「話せるようになりたい」という気持ちを大切に、自発的な学習を促す
林さんは滋賀県の公立中学校で10年間、英語科の教員として勤務。結婚を機に退職し、京都へ。知人に頼まれ、2010年頃から自宅で英語を教えるようになりました。別の英語塾にも加入して指導経験を積み、「eel英会話」を主宰。次第に生徒が増え、現在は自宅近くに教室を構えています。
「私が講師を始めた時から継続して通ってくれた生徒さんが8人います。第1期生が高校卒業を迎え、新たな進路へと送り出せるのは感慨深いものがあります」
ストレスなく英語を学べる環境で成長を見守ってきた林さんは、保護者との交流の場も例年設けています。
「保護者さまから、『英語教室だけは子どもが自分から進んで行くんですよ』と、うれしい声をいただいています。語学は、自ら興味を持ち、話せるようになりたいと自発的に取り組まないと身に付きませんから、前向きな気持ちを大事にしていきたいですね」
自身は、中学時代から英語が好きで成績も上位。しかし、大学生になって渡米した際、「難しい語彙も文法もたくさん勉強してきたのに、簡単なことが話せないし、聞き取れない」と大きな衝撃を受けます。問題を解くための英語力ではなく、実用的なスピーキング力やリスニング力を磨く重要性を痛感したと言います。
「仮にテストの点数が取れなくても、英語を使えたら楽しいし、楽しければ使えるようになります。言いたいことが言えて相手の発言の意図も分かる。相互理解のツールとして英語を教えたいと思っています」
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