個性を輝かせる店づくり
昨日は、お菓子の話をしました。引き続き考えてみたいと思います。
そのオーナーには個性を強く感じました。ただ、ケーキをつくるだけではありません。
ケーキに個性を感じました。なんどもコンセプトを確認し、話し合う中で、見事に、そのコンセプトを表現したバースデーケーキをつくられました。
これは、ごく当たり前の話だと思われるかもしれませんが、自己満足の製品か、それともまわりも納得する製品なのか、で個性の表され方が変わります。なんども、真剣に考えた結果が個性を引き出すのだと思います。
自己満足の領域では、お客様は納得しません。デザインも型もしっかりとして、見栄えも違います。誰のためにつくっているのか、人は感じ取ります。
所謂、唯一無二のモノになります。このような製品は、比較する対象がないので、価格も自前で自信をもってつけられます。
特に、今の時代は、他にないモノ、他所にはまねできないもの、突き抜けたモノが必要です。
世の中は二つの領域に分かれてきました。中間がなくなりつつあります。非常に困ったことですが、西欧化したことで、yesかnoか、二つに一つのような分離した社会になってきています。上か下か、裕福か貧困か、本物かウソか、などです。
どちらに軸足を置くと良いのかを言っているわけではありません。しっかりと本質を見きわめ、本物を追求することで、良いモノを作ることが出来るし、そのような本物のお客さんがついてきます。このような考え方も二極化しています。
持続可能に成るには、本質を追求し、善なるものへ向かい豊かになることです。社会も経済も同じだと思います。