コンセプトを明確に
起業家の悩みは、資金・顧客・知識不足・業績不足。
そして、その後の経営の悩みトップ3は、売上・利益・資金調達。
また、起業して10年後の生存率は、個人事業で約2割、法人で約6割強、だそうです。
私は、個人事業からスタートしたのでこの悩みは良く分かります。
27歳で結婚し、子どもが直ぐに生まれ、30歳で起業。僅かな資金でスタートしました。
実績もなく、知り合いも少なく、お客さんを見つけるのに苦労しました。
朝から晩まで、お客さんを探しに訪問するものの大した成果も上げられないまま3カ月が過ぎ、
自宅兼事務所の窓からジッと外を眺め、放心状態になったことを覚えています。
半年後、このままでは廃業寸前というとこまできました。そして、その半年後の年末に、やっと大きな仕事が決まり、
ホットしたことを覚えています。
とは言え、その後も全然楽にはならず、妻も仕事先を辞めていたので、いつも資金ショートの状態でした。
考えてみれば無茶なことで、何の計画もなく夢を追いかけ飛び込んでいたのです。良く生き伸びたなと思います。
何が問題だったのか、今だからこそ良くわかります。
それから36年間、建築設計から地域づくり、経営コンサルティングに関わり、別事業のオーガニックなお店も経営しています。