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大型のハエにお困りの方必読!駆除方法や発生予防について分かりやすく解説!

田代雄介

田代雄介

テーマ:飛翔性昆虫



2024年12月某日。


当店のお客様より「大型のハエが多いので見に来て欲しい」との依頼がありました。


このお客様はハエ駆除サービスを利用されていて、屋外にハエの捕獲器を設置しています。


実際、現場を確認してみると──

(※閲覧注意)





写真の容器に入っている黒い物体が全てハエです。


捕獲器の中に数百匹、あるいは千匹超のハエが厚さ4cmにかけて蓄積していました。


あまりに捕まり過ぎて捕獲器がキャパオーバーになったため、駆除できなかったハエが室内に侵入したのでしょう。


12月はあまり害虫は出ないと思いがちですが、クロバエ類は比較的低温を好むので、このように大量捕獲されることがあります。

大型のハエの発生を防ぐには?

害虫対策は対象害虫が内部発生しているか、それとも外部侵入しているかで異なります。


内部発生とは敷地や建物の中で繁殖すること、外部侵入は敷地外の広範囲から移入してくることです。

①繁殖源を除去する(内部発生対策)

ハエが敷地や建物の中で繁殖している場合は、繁殖源を除去しなければなりません。


例えば猫の糞やネズミなどの動物の死骸、食品カスで繁殖が生じます。

②臭いを出さない・拡散させない(外部侵入対策)

ハエの被害は外から飛来してくるパターンがほとんどです。


先ほども触れた通り、ハエは食品などの臭いに寄ってくる性質があります。


それで「なるべく臭いを出さない・拡散させない」ことが重要です。


臭いを出さない」対策とは、臭いの発生源を除くということです。


キッチンをこまめに清掃し、食品カスを残さないこと、ゴミをこまめに処分することなどが挙げられます。


臭いを拡散させない」対策とは、臭いの元を密封して保管するということです。


フタ付きのゴミ箱を使用すること、ゴミ袋の口をしっかり結んでおくことなどが挙げられます。

③出入口の管理(外部侵入対策)

ドアや窓を開けっ放しにせず、こまめに閉めることで侵入を防ぎます。


これはハエに限らず害虫全般に共通する基本的な対策です。


換気をしたい時はできるだけ網戸を利用しましょう。


食品工場や物流倉庫であれば、出入口にエアカーテンを設置することも有効な対策です。




しかし、このような自助努力ではなかなか対処できない場合もあるでしょう。


そこで、ダスキンのハエ駆除サービスについてご説明したいと思います。

ダスキンのハエ駆除サービス

事前調査

ダスキンは害虫駆除の作業を実施する前に、事前調査としてお客様へのヒアリングや現地確認を実施します。


事前調査では、①何が②どこで・どのように③なぜ発生しているかを特定します。

何が発生しているか

まず、「何が発生しているか」という点ですが、「ハエ」と一言に言っても色々な種類があり、種類が異なると習性も異なってきます。


そして対象害虫の習性が異なれば、駆除方法も異なってきます。


お客様がハエと呼ばれている害虫が、実際には別種の害虫であるケースもありえます。


効果的な駆除方法を決定するためには、まずどんな害虫が発生しているかを特定(種同定)しなければなりません。

どこで・どのように発生しているか

お客様の施設や家屋、敷地のどこで発生しているか、どれくらいの数が発生しているかを把握します。


これは次に説明する「なぜ」の部分に大きく関わってきます。

なぜ発生しているか

先述の通り害虫駆除は内部発生か外部侵入かで対応が分かれるため、発生箇所と発生量を踏まえて根本原因を特定します。


繁殖が起きているのであれば、繁殖源の除去をお客様にお願いしております。


繁殖源の除去には汚物やゴミの処分や清掃、排水設備のメンテナンスなどが挙げられます。


繁殖源を排除できれば、専門業者が駆除作業を行わなくとも、問題が解決することも少なくないでしょう。


一方、施設構造や事業形態によっては、繁殖源を十分に除去できない場合があります。


また外部侵入の場合も、繁殖そのものは止められないため、いかに撃退し侵入を防ぐかとい点に重点を置く必要があります。


ダスキンでは対象害虫の種類や発生状況に合わせて、以下の駆除方法を組み合わせて防除いたします。

捕獲器による駆除(屋外)

冒頭で紹介した捕獲器ですが、臭いでハエを誘き寄せて駆除します。


捕獲器の中には誘引剤(公衆便所のような臭いがします)が入っており、キャップには穴が空いています。


この穴からハエが侵入するのですが、一度容器の中に入ると外へ逃げられないため、そのまま誘引剤で溺れる仕組みとなっています。



捕獲器を屋内に設置すると密閉空間に誘引剤の臭気がこもるため、原則屋外で使用します。


特に出入口付近に設置し、ハエが屋内へ侵入する前に捕獲駆除します。


屋外であれば50cm以内に近づかない限り、不快臭はしないため安心してご利用いただけます。



捕獲器の効果は冒頭で紹介した通りで、我々プロでもギョっとするくらいに駆除できます。


飲食店はもちろんのこと、食品工場病院物流倉庫でも導入実績がございます。

捕獲器による駆除(屋内)

こちらは屋内用の臭気トラップです。


臭いでハエをおびき寄せ、粘着シートで捕獲します。


殺虫剤を使用しない商品なので、飲食店や食品工場でも安全にご利用いただけます。



薬剤噴霧

ハエがよく飛来するエリアの壁面や天井に防除剤をスプレーします。


また、応急処置になりますが、密閉した室内を空間処理することで、成虫を駆除することもできます。

繁殖源への薬剤処理

ハエが繁殖している場合は、お客様に繁殖源の除去をお願いするのが基本です。


ただし、清掃などで繁殖を食い止めることができない場合は、成長抑制剤(幼虫の成長を阻害する薬剤)などを使用して、繁殖源への薬剤駆除を実施します。

大型のハエにお困りの際はダスキンへ

ハエは身近な衛生害虫で、ちょっとした隙を突いて侵入してきます。


臭いで誘引される特性上、特に食品工場や飲食店など食品事業者では侵入リスクがついてまわるものです。


ハエの被害にお困りの際はぜひダスキンにご相談ください!

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田代雄介
専門家

田代雄介(害虫獣防除業)

有限会社アースブルー(ダスキンターミニックス熊本水前寺店)

使用する薬剤と施工場所、その効果について細かく説明し、明文化した上で作業を実施します。例えばシロアリ駆除であれば、施工から5年間は毎年無料診断を実施。そこで万一シロアリを発見したら無償で再施工します。

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