宿泊施設様へ。熊本でもトコジラミ被害にご注意!事前の予防と点検でトコジラミ被害の抑制と安心感を!
朝起きたら、手や足にプツプツと虫から刺されたたくさんの赤い痕に激しい痒み…
こんな経験はありませんか?
もしその虫の正体が、蚊でもダニでもノミでもないとしたら…それは「トコジラミ」の仕業かもしれません。
別名「ナンキンムシ(南京虫)」とも呼ばれる「トコジラミ」。
日本でもかつては一般的な虫でしたが、戦後、殺虫剤の普及や生活環境の改善によって一時は絶滅寸前と言われるまで激減しました。
しかし近年では海外からの旅行者のスーツケースや手荷物等に紛れて持ち込まれるようになり、特にここ最近ではコロナ禍が明けたインバウンド増加に伴って、再びトコジラミ被害の相談件数が増えています。
ではトコジラミとはどんな虫で、どのような被害をもたらすのでしょうか。また、トコジラミ対策としてどのようなことができるのでしょうか。
トコジラミってどんな虫?
トコジラミの体長は成虫で5〜8㎜前後で、丸く、赤褐色です。翅が無いので飛ぶことはありません。
トコジラミはヒトや動物の血を吸血する外部寄生虫で、人へ直接被害を与える衛生害虫です。
通常は寝室など、人が睡眠、休息する場所の近くに潜んでおり、そのことから日本では「寝床」を意味する「トコジラミ」と呼ばれています。名前は「トコジラミ」ですが、シラミの仲間ではなくカメムシの仲間です。
体が非常に薄く、暗くて暖かい所を好むトコジラミは特にマットレスやベッドシーツやベッドカバー、布張り製品や家具などの割れ目などに生息しています。その他、畳の隙間や壁の隅、カーテン上部のヒダの部分など様々な場所を隠れ家とし繁殖します。気温が25℃以上になると繁殖が活発になると言われています。
トコジラミの寿命は環境にもよりますが、1年以上生きるものもいます。雌は生涯で200〜500個の卵を産みます。卵は6〜10日で幼虫になり、好ましい条件であれば40日前後で孵化から成虫になります。トコジラミは幼虫の段階から血液を栄養源として成長していきます。
どれだけ部屋を清潔にしていたとしても入ってきますし、明るい昼間は隠れて姿を見せません。そのため生息に気付かずいつの間にか大量発生しているケースも多く、予防や点検で早期発見することが効果的です。
トコジラミの被害
暗い場所を好むトコジラミは主に、夜間の人が寝ている間に血を吸います。
吸血時間は1回に5〜10分と言われており、刺されても痛みはありません。しかし痛みはなくても皮膚が赤みを帯びて膨らむことがあり、この痕は2週間以上残ります。個人差はありますが、刺されると激しいかゆみを引き起こすのが特徴です。強いかゆみによって、時に発熱や不眠症、神経障害を引き起こす場合もあります。トコジラミは移動しながら吸血していくので、刺された痕がいくつも出来てしまいます。
トコジラミに刺された痕は蚊やノミに刺された痕に似ているため、刺された皮膚を見てトコジラミに刺された痕であると判断するのは困難とされています。
近年では、トコジラミに対して効果があると言われていた殺虫成分に抵抗性を持つスーパーナンキンムシと呼ばれるトコジラミも出てきており、簡単に駆除できず問題になっています。
また人だけでなく、トコジラミが内部に侵入した家具なども被害が深刻になり、廃棄せざるを得なくなる場合があります。
加えて、トコジラミが商業施設や宿泊施設へ与える被害も見過ごせません。
多くの人が利用する施設での発生は一定期間の駆除が必要となりますので、駆除が完了するまで施設の営業を停止しなければならないといった被害も出てきます。
トコジラミがもたらす被害を考えるとトコジラミはかなり厄介な害虫ですので、有効な対策を施すことは重要です。
トコジラミの駆除について
外出先から家に持ち込まないことが何よりも大切です。
トコジラミは国内外を問わず、またグレードを問わず宿泊施設に潜んでいることがありますので、宿泊施設を利用する際にはトコジラミをがいる可能性を考えて部屋のチェックをしましょう。
トコジラミは人の血を吸って血糞をし、黒い墨汁状のシミを付けます。それでベッドや床、壁などの隙間に黒いシミがないかどうか、虫が潜んでいないかどうかを確認します。
もしいずれかのものを発見したらトコジラミが生息している可能性がありますので、部屋を変更してもらうなど対策を取ることができるでしょう。
また宿泊先では荷物を直に床に置かず、大きなビニール袋などに入れて口を縛っておきトコジラミが中に入り込まないようにすることができます。
しかしどんなに注意して見たとしても、トコジラミの卵や幼虫は非常に小さく見落としてしまうことがあります。
トコジラミがいったん宿泊施設や家に持ち込まれると比較的短期間で数が増えて広がってしまい駆除が困難になってしまう場合がありますし、一般的な殺虫剤が効かない場合もあり簡単に駆除できないというのが現状です。
それで、もしトコジラミやその痕跡を見つけた場合にはプロの業者に駆除を依頼するのが確実です。
特に効果的なのは、発生前にトコジラミの予防・点検をすることによりトコジラミの被害を最小限に抑えることです。
トコジラミ予防・駆除もダスキンにお任せください!
もしトコジラミの侵入に気づかず、トコジラミが大量発生してしまっていたとしたら駆除に一定の期間も余分な金額もかかってしまいます。宿泊施設であれば、お客様の信頼問題も関わってくるでしょう。
それでトコジラミが繁殖する前に予防・点検を定期的に行い、早期発見による拡散を防ぐことは重要です。
多くの宿泊施設様よりご活用いただいているダスキンのトコジラミの予防・点検サービスは以下のものになります。
①トコジラミ誘引トラップ
ベッドやソファ近くに設置し、トコジラミを誘引します。本体表面の傾斜はザラザラしてトコジラミが登りやすく、火口形状で滑り落ち、内面はツルツルしているので登れないようになっています。トコジラミの誘引作用により、トコジラミ発生の早期発見や人への被害を最小限にとどめる効果を持ちます。
②ブラックアウト
ベッドやソファの脚に取り付けて、トコジラミが床から上がってこれないようにして人を守ります。本体表面の傾斜はザラザラしてトコジラミが登りやすくしてありますが、内面はツルツルしているので上がってこれません。
③トコジラミ用トラップ
トコジラミの発生が予想される場所、例えばベッドやソファの下や隙間に点検目的で設置し、トコジラミの早期発見を実現します。
どんなに部屋を清潔にしていたとしてもトコジラミはいつどこで持ち込まれるか分からないため、このような予防・点検による早期発見はかなりの被害抑制効果と安心感につながります。
しかしもし、実際にトコジラミが確認された場合の駆除ももちろんお任せください!
ダスキンの「トコジラミ駆除サービス」は、米国のターミニックス社の技術を導入しています!
トコジラミの駆除方法
STEP1.対象となる家具などへの薬剤散布をできる限り抑えるために、まずはプロの目でトコジラミの生息調査をしっかり行ないます。
STEP2.生息場所が確認されたら、バキュームと冷却処理によって物理的にトコジラミの個体数を減らします。
STEP3.薬剤処理は生息が疑わしい場所にのみ行い、薬剤量をできる限り抑えます。また人体への安全に配慮し、直接人の肌が触れる場所への薬剤処理は避けます。
STEP4.駆除サービス後、点検フォローに2回伺い状況に応じて処理を行います。
ダスキンでは安心・安全、かつ確実なトコジラミ駆除を行なっております。
もちろん、この件でお客様の情報など一切他言することはありません。お客様の信頼にお応えします。
人や物の流通が活発になりこれからますます被害が懸念されるトコジラミ。
トコジラミで何か気がかりなことや対策をお考えであれば、当店へお気軽にご相談ください!