ハチ(蜂)にご注意!どうすれば良い?熊本のハチ対策まとめ
毎年、虫の被害件数として報告されているものの中で数が多いのがスズメバチによる被害です。
日本で人を刺す代表的なハチといえば、ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチの3種。スズメバチはその中でも最も大型種で、攻撃性も毒性も強いとされています。その被害は激しい痛みのみならず、時にアナフィラキシーショックを起こすこともありますし、毎年死者が出ている危険なハチです。
スズメバチはこちらが気付かないうちに家の敷地に大きな巣を作っていることもあり、知らぬ間に危険な状況に置かれていたという場合があります。
スズメバチの巣を見かけたらもちろん巣ごと駆除できるものですが、時に、巣が近くに見当たらないのにスズメバチが毎日のように飛んできて怖い思いをする…ということもあります。
それもそのはず、スズメバチの行動範囲は巣から半径1〜2㎞、餌のない時は10㎞も移動すると言われているのです。
恐ろしいスズメバチと毎日出くわすなんて嫌だ!まして巣を作られるなんてとんでもない!と思う方は必見です。
スズメバチの1年間のサイクルを見て、スズメバチの被害を効果的に回避するためにどのような対策を取れるかを取り上げます。
【スズメバチ基礎知識】
日本にスズメバチは3属17種が生息していると言われています。
その中で代表的なものが
・オオスズメバチ
・コガタスズメバチ
・キイロスズメバチ
の3種です。
大きさや営巣場所は以下の通りです。
オオスズメバチ
女王バチの大きさ:約45㎜
働きバチの大きさ:約27〜40㎜
営巣場所:地中や樹洞などの閉鎖的な場所
コガタスズメバチ
女王バチの大きさ:約25〜30㎜
働きバチの大きさ:約22〜28㎜
営巣場所:木の枝や家屋の軒下などの開放的な場所
キイロスズメバチ
女王バチの大きさ:約25〜28㎜
働きバチの大きさ:約17〜24㎜
営巣場所:軒下や木の枝などの開放的な場所や、天井裏、床下、樹洞などの閉鎖的な場所までさまざま
以上のように、ひと口に「スズメバチ」と言っても、大きさも営巣場所も様々です。
一般的に、巣から数メートル〜10メートル以内に近づくと危険だと言われています。
まさに、いつどこで出くわして被害に遭うか分からない危険なハチだと言えます。
【スズメバチのサイクル】
スズメバチは暖かくなるとよく見かける、という印象をお持ちかもしれません。
スズメバチの一年の活動を通してその実態を見てみましょう。
[4月〜6月]
冬眠していた女王バチが目覚めます。
働きバチが最初に誕生する6月頃まで、女王バチは1匹で巣を作り始めます。
[7月〜9月]
働きバチが繁殖期を迎え、数百匹に増えます。巣はものすごい勢いで大きくなります。
この時期が最も刺されやすい危険な時期です。
[10月〜11月]
新女王バチが生まれます。オスのスズメバチが出現し、新女王バチと交尾します。新女王バチは越冬の準備に入り、その他のハチは全て死んでしまいます。
[12月〜3月]
新女王バチだけが土中や朽ち木などで冬眠し、次の年に向けて体力を蓄えます。
以上がスズメバチの1年のサイクルです。
女王バチは冬を越しますが、それ以外のスズメバチは羽化した後は巣作りだけに専念し、寿命は2〜3ヶ月と言われています。
【スズメバチの予防と駆除】
スズメバチのライフサイクルを踏まえると、以下のポイントをおさえた予防と駆除が効果的であると言えます。
ポイント①:3月から5月にかけて女王バチを捕獲し、巣作り防止
冬眠から目覚めた女王バチは、巣作りのため各地に飛び回ります。スズメバチの巣は女王バチを中心に形成されますから、この時期に女王バチを捕獲することは、秋にかけての巣作りや働きバチの活動期の被害を防止するのに効果があります。
また冬眠から目覚めたばかりの女王バチは体力が落ちていて、通常より攻撃力も落ちていますのでこの時期の女王バチの捕獲は狙い目です。
ポイント②:6月〜10月にかけて働きバチの駆除を!
6月頃から働きバチが誕生し始め、どんどん数は増加し巣も大きくなります。攻撃性が高まり危険性が大きくなる前に捕獲し、駆除しましょう。
年間を通じた以上のような対策はスズメバチの被害から身を守るのに非常に効果的です。
最初の方で触れましたが、ハチが巣を作った場合はハチ駆除のプロが巣ごと除去し駆除できるものです。しかし、巣が見当たらないのに毎日のようにスズメバチが飛んで来て被害に遭う可能性もあります。
そのような場合にも効果的な、年間を通じてスズメバチの予防・駆除ができるオススメの器材をご紹介します。
【効果あり!安心安全なスズメバチ捕獲器】
ダスキンでは、スズメバチの年間サイクルをもとにこの捕獲器を使って予防・駆除を行います。
この捕獲器では「ハチの好む誘引剤」を使って捕獲駆除をする製品です。中に入り込んだハチを溺れさせ退治します。
誘引剤は、天然成分を原料としているため安全なものです。薬剤は使用していないため、安心してご使用いただけます。
まずは、よく訓練されたダスキンのハチ駆除プロのサービススタッフがまず事前情報をよく伺います。(前年に被害があった場所や毎年見かける、などの情報。)
その上で、これまでの経験や知識、訓練を生かしてスズメバチ捕獲器を捕獲するのに有効的な場所に設置します。
この捕獲器により、女王バチの捕獲による巣作りの予防、働きバチの捕獲駆除による数の増加や巣の拡大を防止できます。
これまで捕獲器をご利用いただいたご家庭や施設様などの事例報告からも捕獲器の有効性が確認されており、安心安全にスズメバチの予防と駆除が出来るためご満足いただいております。
ハチにお困りの方、ハチの巣作りなどに関して不安な方など、当店へお気軽にご相談ください!