トランプ大統領就任後の円ドル相場の2つの見方

長島武

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テーマ:投資

米国  共和党・トリプルレッド
歳出削減難路
 大統領と上院・下院も共和党が多数を占めれば、当然、大統領の政策は実現する可能性が高まりますよね。前回の大統領の時も、当初2年間は、トリプルレッドでしたね。
その当時の為替の推移が下のチャートです。
長期為替チャート
 2016年11月8日 米 大統領選挙
 2017年1月20日 トランプ大統領就任
 2018年3月22日 対中制裁措置を指示する大統領令に署名
 2020年1月15日 米中が第一段階の貿易合意に署名
 
 前回は、大統領就任後に円高になっていますね。
 今回の焦点は、トランプ大統領が主張する政策
・不法移民対策
・減税継続・拡大
・関税引き上げ      
 により、インフレが再燃するのではと、懸念されていますね。
 新聞の記事によると16年度連邦政府の債務残高は2400億ドルから、
 24年度は8900億ドルに膨らんでいると載っています。
 前回の時と一番違うのが、この米国の債務問題だという事です。
 市場の見方の一つが、前回同様に大統領就任後円高にブレる読み、
 そして、二つめが、トランプ政策を実現すると米国債務は、さらに膨らみ、インフレが再燃するのでは?そうすると金利が高くなり、金利差拡大して、ドル高円安にブレる読み、 為替の見方が、分かれていますね。 
 自分自身の資産状況(通貨別)のポジションを考えての通貨の分散が必要だと思いますね。 

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長島武
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長島武(ファイナンシャル・プランナー)

長島FP事務所

ブラックマンデー、リーマン・ショックなど経験して資産運用の怖さも十分に熟知。お客さまに合う商品を案内できる金融機関に属さない独立系FPとして、資産運用のアドバイスや退職金や年金分野を得意としてます。

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