為替介入は3営業日以内なら1回・・IMFルール

長島武

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テーマ:投資

7月11日(日本時間21:30)、米国の6月のCPIが発表になりました。
     予想    結果
前月比  0.1%   -0.1%
前年比  3.1%     3%  でしたね。
  前月比マイナスは、2020年5月以来の4年ぶりということです。

  変動の大きい食品とエネルギ―を除いた6月のコアCPIは
前月比        0.1%・・5月は0.2%
前年比        3.3%・・5月は3.4%
 このCPIを受けて、11月利下げ予想していたJPモルガンも9月利下げに変更して、市場では9月利下げ予想が99%を超え、さらに11月利下げ予想が50%を超え、米国では、年内2回利下げ予想が多くなりましたね。
 このCPIを受けて、日銀の為替介入があったようです。正式数字は16日にならないとわかりませんが、約3.5兆円と見られていますね。
弱い円・介入規模3兆円か
 昨夜は、米国で生産者物価指数(PPI)が発表されています。詳しい数字は省きますが、CPIとは、逆の数字がでましたね。結論をいうとFRBはCPIの方を重視してますし、PPIでもFRBがチェックしている項目では、弱かったという事になると思いますね。

  本題に入りますが、昨日からの円ドル為替5分チァートです。157円前半のとこまで、3回あります。CPI発表後に介入が実施されていれば、3営業日以内の介入であれば、IMFルールでは1回の介入と見なされます。そうすると、まだ、後1日あるので、為替は、まだ、乱高下する可能性あると思いますね。問題は、何故、今、為替介入をするのかだと思っています。
 明日、7月9日、10日に開かれた債券市場参加者会合を踏まえて、為替水準と合わせて、考えてみたいと思っています。

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長島武
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長島武(ファイナンシャル・プランナー)

長島FP事務所

ブラックマンデー、リーマン・ショックなど経験して資産運用の怖さも十分に熟知。お客さまに合う商品を案内できる金融機関に属さない独立系FPとして、資産運用のアドバイスや退職金や年金分野を得意としてます。

長島武プロは熊本朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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