教育費に係るシュミレーション、「減債基金係数」
あるA投資信託の分析グラフですね。右上の縦軸と横軸を見て下さい。ベンチマークの②国際株式より、A投資信託の方が、リスクは小さく、リターンは大きいですね。確かにその通りですね。右下のグラフを見て下さい。標準偏差がでています。この標準偏差は、一般的にリターンのブレの大きさを表していますね。
A投資信託の期待リターンが4%、標準偏差10の投資信託
と仮定します。期待リターンの4%に目を奪われるだけでなく、標準偏差10もリスクなので気にしないといけないと思います。Aの投資信託は、
パフォーマンスが良いとプラス14%(4%+10%)
パフォーマンスが悪いとマイナス6%(4%ー10%)を意味してますね。
リスクは通常、1標準偏差で表されています。上の場合で言ったらA投資信託のパフォーマンスは、プラス14%~マイナス6%の範囲に68%の確率で入ると予想します。
1標準偏差は68%
2標準偏差は95%
3標準偏差は98% 小数点は省略してますが、基本です。
余談ですが、株式チャートとでよく使われるのが、ボリンジャーバンドと言って標準偏差のレンジ幅を活用するチャートですね。
2つの投資信託に分散投資する時の期待リターンは
配分の仕方で変わりますね。 ① ②
C投資信託の期待リターンが12% 80% 20%
D投資信託の期待リターンが5% 20% 80%
①の期待リターンは12%*0.8+5%*0.2=10.6%
②の期待リターンは12%*0.2+5%*0.8=6.4%
3銘柄でも同じです。配分の仕方で、期待リターンは変わります。リスク(標準偏差)も変わりますね。
神経質になる必要はないと思いますが、期待リターンだけで判断するのだけはやめた方がいいと思います。投資信託を選ぶ場合は、期待リターンとリスクを合わせて考えて選択したほうが、良いと思いますね。
次は、REITについて深堀り説明します。