教育費に係るシュミレーション、「減債基金係数」
「信用取引」私が思うに言葉の意味が、何となく、不気味ですよね。
リスク管理できない方、初心者に限らず、ベテランの方にもおすすめできません。リスク管理というと難しく感じる方もいると思いますが、自分の決めた水準以上の損はださないことです。例えば、50万なら仮に損がでても、家族の生活に影響しない、預貯金の余裕資金の中で決める事です。そして、利益がでれば、続けていけばいいでしょうが、仮に損失がその水準になったら信用取引をやめる事ができる人です。
株式を購入(買う)する場合、普通はお金が必要になります。又、株式を売却する場合は、売る株式が必要になります。当たり前ですね。信用取引を使うと、買うときにお金が必要でなく、株式を保有してなくても株式を売ることができるんです。信用取引の決済方法には、受け株と渡し株という方法もありますが、ここでは、反対売買に絞って説明します。
信用でA銘柄を500円で買い⇨600円で売る 利益が100円口座に入る
信用でB銘柄を500円で買い⇨400円で売る 損金が100円口座から減る
信用でC銘柄を600円で売り⇨500円で買い 利益が100円口座に入る
信用でD銘柄を600円で売り⇨700円で買う 損金が100円口座から減る
つまり、信用取引は、口座の中でお金が減ったり、増えたりするのです。
反対売買するまでの期間が決まっているのが制度信用取引と言われています。(6ヶ月以内)
「信用の取り組みがいい」というのは、「信用の倍率がいい」とのことです。直近の発表分(12月1日時点)では、全体で4.34倍です。これは、信用の買い残金額/信用の売り残金額でだします。1倍というのは、買い残の金額と売り残の金額が同じときに1になりますね。個別銘柄でも比較してみます。
銘柄 信用倍率
トヨタ 4.03倍
日立 1.42倍
日航 37.6倍
市場の平均が4.34倍ですので、証券マンがお客様に電話する時には、「日立は信用の取り組みは1.42倍でいいですよ」「日航は、信用の取り組みは37.6倍で悪いですね」とよく言います。勿論、株式を案内する時の理由は、いくつもあり、信用の取り組みに絞ったときですが、日航の37.6倍は、買い残が多く残っており(6ヶ月以内に売らないといけない金額)、将来、下げ要因になるのでは、考えられるのです。
全体の相場を見るときに役に立つのが信用の評価損益率です。信用取引している方の多くの人は、信用で買った株式が下がっても、保有している方がほとんどです。ロスカットをしてない方がほとんどです。なぜか?損するからです。利益がでるのは、売るのです。何度も言いますが、勝ち組の人は違います。評価損益率は、信用取引している人(信用で決済してない人)の評価損益率がどのくらいかを表しているのです。下げ相場の時に、よく参考にしますね。通常、評価損益率が、-20%を超えてくれば、相場は底を打つと言われています。信用取引では、ある一定以上、信用の含み損が膨らむと、担保を増やす必要が出てきます。担保を増やせないと、信用で買った株式を損でも売却しないといけなくなるのです。そうすると、評価損から実損になるので、評価損益率は、改善していきますね。実損になるとき、信用で買った株を売る時ですから、目先の相場の底、近辺になるとの見方ですね。
最後に注意点ですが、信用取引には金利がかかります。ネット証券中心に手数料0の証券会社、でてきていますが、信用の金利は、対面証券の2倍以上のとこもあります。コスト意識も必要であると思います。しかし、リスク管理できる方であれば、有効に使う手段になる可能性もあるのです。次は信用取引の使い方を説明します。