資産運用のポイント:総資産時価評価とロスカット

長島武

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テーマ:投資

資産運用もポイントの一つが総資産時価評価とロスカットだと思います。これは、NISA口座の話ではありませんし、資産形成の話でもなく、あくまで資産運用を株式運用でされている方の話です。何かの資料を見て言うのでないので正確な数字ではありませんが、株式運用されている8割以上の方は、購入した株式が値上がりした時に売り、購入した株が値下がりしたときは、値上がりするまでまたれます。当たり前と言えば、当たり前なのですが、8回利益をとっても2回のマイナスが大きくなりすぎてしまい、トータルでマイナスになったという方が多いのです。しかし、利益をとれる時、利益確保は当然と言えば当然です。私もそうしてました。でも、サラリーマンを辞めて自分で運用するようになり、考えを変えています。8勝2敗(8回利益をとり、2回マイナス)、でトータルマイナスなら、逆に2勝8敗(2回の利益で8回のマイナス)でトータルプラスになるほうが、当たり前ですが、良いですね。では、どうするかです。自分で購入した個別銘柄(株式)は、買値からプラス、マイナスを考えなく、運用資産総額で、時価評価で考えるのです。現時点で資産配分するなら、どの銘柄に投資をするべきか、買っている銘柄が下がっていても、現時点で別の銘柄に魅力を感じていたら、その銘柄(株式)を売却するとマイナスであれ、切り替えます。勿論、切り替えるときの手数料は考えます。(手数料0のネット証券もあります)、株式の買値からの現在の株価の評価を簿価評価といいますが、個別銘柄の簿価評価なら、今売ったら、いくらマイナスになると、計算してしまい、プラスになってからと思いますよね、総資産時価評価なら、新たに投資すると考えた時に、今、マイナスになっている銘柄(株式)に投資するとお考えが、あれば、全く問題ないと思いますが、今だったら買いたくない銘柄(株式)と思われる方は、個別銘柄の簿価評価でなく、総資産時価評価で考えた方が良いと思います。(今ある資産を何に投資するか)
8割の人が、同じことをやり、マイナスになっていれば、その逆をする2割の人になれば、プラスになるんではないんでしょうか。
つまり、マイナスになっている銘柄を一定の水準まで下がってきたらロスカットして、利益がでているの銘柄はほっとくこと。昔、上司に「できる証券マンは、盆栽切りがうまい人」と言われたことあります。悪い芽をきり、良い芽を伸ばしてあげるです。下がっている銘柄をキズが浅いうちに売却して、利益を生むような銘柄は、上げ途中で売らないとのことです。往々にして、花が咲く前の芽を切り、病気になっている芽を大事にしてしまいますよね。言うは易し、実行するは難しですが、銘柄選びは大事になってきますね。赤字企業から黒字企業  無配会社から有配会社 予想よりさらに業績アップ企業 自社株買いを新たに実施する企業 テーマに沿っている会社、世の中の為になる事を実施している企業など 投資スタイルは人まちまちですが、将来性のある会社を見つけて、きれいな盆栽をつくりあげたら最高だと思います。

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長島武
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長島武(ファイナンシャル・プランナー)

長島FP事務所

ブラックマンデー、リーマン・ショックなど経験して資産運用の怖さも十分に熟知。お客さまに合う商品を案内できる金融機関に属さない独立系FPとして、資産運用のアドバイスや退職金や年金分野を得意としてます。

長島武プロは熊本朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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