食の豊かさとは〜農作物の端境期について〜

鎌田忍

鎌田忍

テーマ:食育


皆さんは「端境期」をご存知でしょうか。
「端境期」とは簡単に言うと、野菜が収穫できなくなる時期の事。
主に、野菜で言うと春の3月から4月、秋の9月から10月にあたります。
(最近は温暖化傾向で多少時期のズレはあります)
端境期は、露地では種まきができなくなる気候が年2回あります。
季節に寄り添った野菜つくりを心がけている農家さんたちに
取って、出荷できる野菜が少なくなりますので
小規模の農家さんはこの時期の収入が減る事になります。
よって、スーパーや規模の大きな農家さんの農作物と比べると
販売価格も高くなる傾向があります。

野菜に限らない事ですが、その商品がどこで、どのように誰がつくって
どんな想いでつくっているのか。
消費者の私達一人ひとりが商品を選ぶときに一旦立ち止まり、
そんな事を考えてものを選択していける世の中になって
行くと、残るべきものがきちんと残っていくのではないかと思います。

最近は生活スタイルが多様化し、野菜は大型スーパーなどで
一年中様々な野菜を購入することができます。
便利になった反面、旬の野菜が何なのかがわからなくなっているのも
現状。お教室にはそんな食材迷子の方々とお会いする機会が
多々あります。
旬がいつだかわからなくなっても、問題なく生活はできるでしょう。
ただ、子供の頃旬野菜を食べてきた環境で育った私にとって、
その食文化が本当の豊かさなのかは疑問なのです。

先日、湘南エリアで新規就農されたご夫婦の畑に訪問させて頂き、
端境期のお話しや、お二人が目指している
野菜つくりについてお話を伺う機会を頂きました。



普段私達消費者は、生産者さん達から直接お話を聞く機会が中々
ないのが現状、お教室を通して生産者さんの思いを
少しでも多くの皆さんにお伝えしていきたいと思います。
又、端境期のお野菜が少なくなる時期にできる
食材の選択法や調理法など、お教室ではお伝えさせて頂いております。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鎌田忍
専門家

鎌田忍(家庭料理研究家)

BOO's HOUSE

食についての深い知識と豊富な指導経験を持ち、季節野菜を使った家庭料理を紹介。料理の基礎を教え、受講生の疑問に丁寧に答える。企業の社員食堂のメニュー考案やイベントケイタリングのアシスタント等も経験。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

季節野菜と暮らしを愉しむ家庭料理研究家

鎌田忍プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼