脳卒中のリハビリってどんな種類があるの?〜保険編〜
『学習性不使用』という言葉をご存知ですか?
脳卒中を発症すると、麻痺した手足を思うように使用する事が出来なくなります。
時間の経過と共に日常の中で麻痺側の手足は使用する機会がなくなってしまいます。
例えば、右半身に麻痺があるとします。
以前と同じように右手でコップで飲み物を飲もうとします。
しかし、麻痺のため、上手く持てなかったり、こぼしそうになったり、時間が余分にかかったりします。
そのように上手く行かず、快適でないことで徐々にマイナスの状態が学習されていきます。
左手で行った方がこぼさず、スムーズに事が運ぶので左側(非麻痺側)を使用します。
うまくいかない方法よりも、うまくいく方法を採用していきます。
非麻痺手に肯定的な感覚を強めていきます。
そのように麻痺手を使用しない、学習された不使用の手が作り上げられていきます。
この学習性不使用については、脳卒中による麻痺の改善を考えていくうえでとても示唆に富んだ内容になっていると思います。
私達の理論はこのような理論を応用して取り入れています。
学習性不使用に対する対処法として、『CI療法(非麻痺側上肢抑制療法):Constraint-induced movement therapy』と呼ばれるものがあります。
しかし、CI療法が当てはまらない方もいるというのが現実です。
このようにCI療法が適応にならない、やったけど効果が思うように出なかったという方は、実際には多くいるように思います。
当院にもCI療法など、適応にならなかった、やってみたけど効果が出なかったという方も来院されていて、効果を実感されて通っていただいています。
当院では、痛み、しびれ、こわばり、痙縮、拘縮、運動麻痺、感覚麻痺など保険内リハビリでは対応しきれない症状に対して、独自理論と特別なノウハウにて施術を行っていきます。
当院には片麻痺改善のための医療保険内では行なっていない考え方やノウハウがあります。
興味やご質問のある方は是非ご連絡、ご相談ください。