世界的な住宅用木材不足による新築住宅の着工遅れ

2021年4月29日

テーマ：不動産相談の専門家(有)リビングホーム

コラムカテゴリ：住宅・建物

コラムキーワード：注文住宅、住宅ローン審査、収益不動産

生活習慣の変化やリモートワークだけに留まらずコロナの影響は様々なところに出ておりますね。
世界的な住宅木材不足による新築住宅の着工遅れにより「不動産業界」も大きく影響を
受ける様相です。

コロナの影響で在宅でのリモートワークが多くなり、中国やアメリカで住宅の着工戸数が
大幅に増えて世界的に住宅用の輸入木材不足がかなり深刻化してます。
日本でも住宅用の木材だけでなく合板などは殆どが輸入品に頼っているのが現状です。

コロナ禍で大規模な金融緩和策が取られたことなどから米国、中国を中心に新築住宅の建設需要
が急増しており、木材の供給がひっ迫しています！
ロシアは近年、輸出していた木材に高い税金を課し、実質輸出制限を行ってます。
中国では他国に輸入経路を増やしたことで、過去に類を見ないほど世界的な木材不足！

さらには新型コロナウイルスの影響による輸送費の上昇なども相まって現在、住宅用木材は
かつてないような価格高騰に直面しています。

つまりこれから新築住宅を着工する場合には木材価格が高騰して建築コストも上がる訳です！
建売業者も材木の確保に必死になっており、各社で住宅用木材の争奪戦も始まっており、
材木問屋では各建築会社に対して供給制限も始まっております。

世界各国で木材の需要が伸びているため、各国間で価格競争が起きており値上げ合戦について行く
ことができない日本が思い通りに木材を輸入できず、供給不足になっているとの見方も！

あるハウスメーカーでは住宅用木材が入る見込みが無く今後は着工出来ない！との話しも！
建売物件は今後の着工予定現場が相当遅れるとの予測があることから、早めに建物完成品の価格変更
になったものを狙うのが適切かも知れませんね。

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