ミドル・プラチナエージ世代を輝かせるカラーと装いの専門家湯地雅代

ミドル・プラチナエージ世代を輝かせるカラーと装いの専門家

湯地雅代

パーソナルカラーとスタイリング診断を踏まえ、個々の持ち味を生かすファッションやメークを提案

　「おしゃれは自己表現であり、個性を魅力として伝える有効な手段です。自分らしく輝くためのノウハウを身に付けて、心豊かで健やかな日々を紡いでいきましょう」

　そう話すのは、「カラーパーティー湘南」代表の湯地雅代さん。40代、50代といったミドルエージ以上の世代を対象に、自分に似合う色や装いを導き出すパーソナルカラーとパーソナルスタイリングのメニューを展開しています。

　「トップスやボトムス、アウター、アクセサリーなどさまざまなアイテムについて、当方では色だけでなく、柄、形、素材から分析し、その方がもともとお持ちの良さを引き立てるコーディネートを組み立てていきます」

　湯地さんは、「どなたにも似合う赤があり、青があります」と語り、選択の幅を広げて、それぞれの「こうなりたい」「こうありたい」をかなえたいと考えています。

　「ご友人やご家族との外出、仕事などシチュエーションに合わせて、自在に身支度ができたらおしゃれが楽しくなりますよね。ご本人の持ち味を生かしたファッションやメークについて、丁寧にコンサルティングします」

　終了後は、「つい無難な色を手に取ってしまう」「いつもワンパターンになってしまう」と悩んでいた人が、「こんなに似合う色があるなんて！」と笑顔になるそう。

　「事前に、ビデオ通話のZoomを使った無料相談も実施しています。興味を持っていただき、実際にご利用いただく場合は日時の調整に進みます。当日はアットホームなプライベートサロンで、診断とコンサルティングを行います」

子育てや介護を経て、幼少期から好きだったカラーを一生の仕事にしようと起業

　大学で染色に関するテキスタイルを専攻し、テキスタイルデザイナーとして働いていた湯地さん。結婚・出産を機に退職した後は、子育てと介護に専念する時期が続きました。子どもも成長し、一段落した40代後半、「これからは『○○ちゃんのママ』ではなく、自分自身として生きていきたい」と考え、幼少期から好きだった色について再び学び始めます。

　「試しに色彩検定を受けたら面白くて。合格するたびに、再び社会とつながって視野が広がる心地良さを感じたんです。パーソナルカラーと出会ったのもその頃です。自分に似合う色を知りたいと、パーソナルカラー養成講座に通うことにしました。でもね、最初は半信半疑でした」

　しかし、診断された色を使いこなして、どんどん印象が変わっていく同期生の姿を目の当たりにし、「これほどまでにすてきになるのか」と感銘を受けます。

　カラーを一生の仕事にしていくと決意し、外見をトータルにアドバイスできるようメークやスタイリングについても勉強。2011年に仲間3人で横浜市の中心市街地に「カラーパーティー」を設立します。8年間営業した後、メンバーの生活の変化に伴い閉店を迎えましたが、湯地さんの情熱が途絶えることはありませんでした。

　「私自身、年齢を重ねたことで、歩んできた道のりや経験してきたことが、ミドルエージ、プラチナエージの奥行きのある美を外見に導くために役立つと実感しました。同世代の方々を彩るお手伝いがしたいと考え、2021年に湘南で再スタートを切りました」

「好き・似合う・役割」のバランスを重視し、キャリアアップの場面では信頼感をアップ

　湯地さんがスタイリングで心掛けているのが、装いの「好き・似合う・役割」のバランスです。
　「装いは、自分をアピールする時にも役立ちます。例えば転職や再就職の面接などキャリアアップを目指す時は、『好き』よりも『似合う』と『服の果たす役割』の比重を大きくし、信頼感をプラスすることを重視しています」

　外見を整えることで自信が生まれ、ここぞという場面でパフォーマンスを発揮できるように。なりたい自分に近づくこともできるため、「一歩前に踏み出したいと願う人の背中を押すことができれば」と力を込めます。

　一方で、「心に元気をくれる『好き』も大切にしてほしい」との思いも。時にズレが生じることのある「好き」と「似合う」を両立させるため、装いを22タイプに分類して服選びや着こなしのヒントをつかむ“テイストスケール法®”を取り入れています。

　「ご本人のお好みが女性らしいフェミニンスタイル、本来の個性を輝かせるのがシックで落ち着いたクラシックな装いの場合、フェミニンな要素をプラスしたクラシカルなコーディネートをご提案します。個性を生かすテイストをベースにすることでしっくりとなじみ、たたずまいが洗練されるんです」

　後日クライアントに再会した際、自分に無理なく調和するスタイルで表情も明るく、生き生きとしている様子を見ることが大きな喜びという湯地さん。
　「ご自身の内面の魅力を引き出す装いを知り、暮らしを楽しみたい方、次のステージに進みたい方は、お気軽にお問い合わせください」と呼び掛けます。

（取材年月：2023年6月）

おしゃれは内面の魅力を伝える手段。装いのコンサルティングで、豊かな日々を紡ぐお手伝いを

パーソナルカラーとスタイリング診断を踏まえ、個々の持ち味を生かすファッションやメークを提案

子育てや介護を経て、幼少期から好きだったカラーを一生の仕事にしようと起業

「好き・似合う・役割」のバランスを重視し、キャリアアップの場面では信頼感をアップ

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