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「全部張り替えですね」と言われたら、一度立ち止まってほしい理由

瀧澤豊

瀧澤豊

テーマ:屋根工事


屋根の点検を受けたあと、
業者からこんな言葉をかけられたことはないでしょうか。

「これはもう、全部張り替えですね」

屋根工事に慣れていない方にとって、
この一言はとても重たく感じると思います。
金額も大きくなりやすく、
その場で頭が真っ白になってしまう方も少なくありません。

私は屋根職人として、
これまで数えきれないほどの屋根を見てきました。
その立場から、まずお伝えしたいのは、

「全部張り替え」が必要な家も確かにある。
でも同時に、「そこまでしなくていい家」も本当に多い。
という事実です。

今回は、「全部張り替えですね」と言われたときに、
なぜ一度立ち止まって考えてほしいのか。
現場での経験をもとに、分かりやすくお話しします。



なぜ「全部張り替えですね」と言われることが多いのか

最初に誤解してほしくないのは、
この言葉が必ずしも悪意から出ているわけではない、という点です。

全部の方が説明しやすいという事情

屋根は構造が複雑で、
どこがどの程度傷んでいるのかを説明するには、
本来かなりの時間と労力がかかります。

部分ごとに状態を説明するより、
「全体的に劣化しているので、全部やりましょう」
と伝えた方が、話が早いのも事実です。

将来のトラブルを避けたいという考え

部分的に直した場合、
数年後に別の場所が傷む可能性があります。

そのときに、「前に工事したのに、また壊れた」
と言われるリスクを避けるため、最初から全部を勧めるケースもあります。

工事として進めやすい

全面工事は、
・工程がシンプル
・職人の手配がしやすい
・見積もりが分かりやすい

といった理由から、
業者側にとって進めやすい工事でもあります。

ここで大切なのは、
「全部張り替え=間違い」ではないということ。
ただし、それしか選択肢がないわけではない
という点です。



本当に「全部張り替え」が必要なケースとは

では、どんな場合に本当に全面張り替えが必要になるのでしょうか。

下地まで広い範囲で傷んでいる場合


屋根材の下にある野地板が腐っていたり、
踏むとベコベコするような状態であれば、
部分補修では長持ちしません。

この場合は、一度すべてを剥がして、
野地板から直す必要があります。

雨漏りが複数箇所で起きている場合


雨漏りが一箇所ではなく、
あちこちから発生している場合、
防水層そのものの寿命が尽きている可能性があります。

このケースでは、
全面的な工事が現実的な選択になります。

新築した当初の屋根材がトタン


50年前に新築したお宅で
屋根材が、現在のガルバリウム鋼板ではなく
トタン屋根の場合は
寿命が来ていることがほとんどです。

錆が広範囲に進行して
屋根材に見えない穴が開いていて
そこから雨漏りしているケースもあります。

このような状態であれば、
「全部張り替えですね」と言われても、
大きく間違っているとは言えません。

トタン屋根は亜鉛メッキ鋼板と言われるもので
昔の家ならしかたがないのかもしれません。



それでも「全部じゃなくていい」家が多いのも事実です

一方で、実際の相談現場では、
「そこまでやらなくていいのに」
と感じるケースも多くあります。

部分補修で済む代表的な例

・棟板金だけが浮いている
・谷や壁際など、雨が集まる部分だけが傷んでいる
・強風や雪で一部だけ不具合が出た

こうした場合、屋根全体はまだ十分使えることがほとんどです。

優先順位をつけるという考え方

屋根工事は、必ずしも一度で完璧にする必要はありません。

・今すぐ直さないと危ない場所
・数年は様子を見られる場所

これを分けて考えるだけで、
費用も、気持ちの負担も大きく変わります。



「全部張り替え」と言われたときに確認してほしい3つのこと

もし「全部張り替えですね」と言われたら、
次の3つをぜひ確認してみてください。

1つ目。
なぜ全部なのか、理由をきちんと説明してもらえたか。

2つ目。
写真や実際の状態を見せてもらえたか。

3つ目。
全部以外の考え方について話があったか。

この3つが曖昧なまま進む工事は、
後から後悔につながりやすいと感じています。



工事を決める前に「別の見方」を知ることは自然なことです

高額で、家の大事な部分に関わる工事だからこそ、
一つの説明だけで決める必要はありません。

別の屋根屋に状態を見てもらい、考え方を聞いてみる。

それは、誰かを疑うためでも、
工事を断るためでもありません。

今の屋根の状態を、きちんと理解するための行動です。



判断は「今やる」「やらない」だけではありません

実際には、

・今回は工事をしない
・応急的な対応だけして様子を見る
・数年後を見据えて計画を立てる

こうした判断になることも多くあります。

どれも、間違いではありません。



まとめ|「全部張り替え」は選択肢の一つです

屋根工事には、

・全部やった方がいい家
・部分的な対応で十分な家

その両方があります。

大切なのは、自分の家がどちらなのかを理解したうえで決めることです。

屋根工事は、金額も大きく、
一度決めたら簡単にやり直せるものではありません。

だからこそ、「本当にこの工事が必要なのか」を
一度きちんと整理してから決めてほしいと思っています。


私たちは、無理に工事をすすめることはしていません。

今の屋根の状態を見て、

「全部直す必要があるのか」
「今回は部分的で十分なのか」
「まだ様子を見られるのか」

を、できるだけ分かりやすくお伝えしています。

見積りを取ったからといって、
必ず工事をしなければいけないわけではありません。

判断材料をそろえるための確認だけでも構いません。

不安なまま話を進める前に、一度、今の屋根の状態を整理してみませんか。


屋根工事にかかわるご相談・お見積りはこちらから受け付けております。
屋根工事を「どこに頼んだらいいかわからない」と迷ったときは、ぜひ私たちに一度声をかけてみてください。

お見積り・ご相談は無料です。


施工エリアは、岩手県全域です
盛岡市・滝沢市・雫石町・岩手町・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・奥州市など内陸エリアをメインとしております。

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瀧澤屋根工業について

瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)はお客様のビジョンを具現化し、理想を超える屋根を創造します。

【代表からのメッセージ】
私、瀧澤 豊(Yutaka Takisawa)、岩手県遠野市の自然豊かな環境で育ち、現在は盛岡市にて瀧澤屋根工業を率いています。盛岡市の瓦屋での7年間の研鑽を経て、2012年に当社を立ち上げました。私の屋根への深い愛情は、盛岡市内であらゆる屋根材に精通することに表れています。

2018年の最新設備投資により、私たちは技術的な精度と創造的な可能性をさらに高めました。インターネットを通じた情報共有にも力を入れており、業界内でのリーダーシップを発揮しています。

このホームページは、私の手によってイチから作り上げています。動画制作からSNSへの投稿に至るまで、全て私自身で作成しています。私の仕事に対する情熱とプロフェッショナリズムが反映されています。

【安全と安心の約束】 私たちは損害保険に加入しており、万が一の事態にも迅速かつ適切に対応します。お客様には、安心して屋根工事をお任せいただけるよう、最善を尽くしています。

瀧澤屋根工業は、皆様の屋根に新たな命を吹き込むことを約束します。屋根に関するご相談やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。私たちは、皆様の夢を具現化するために、全力でサポートします。

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屋根は生活に無くてはならないものです。だからこそ安全性が高く、安心して暮らすことができる屋根をつくりたい。長年培ってきた知識・技術・経験をいかし、お客様のニーズに合った屋根づくりをご提供します。

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