職人がホームページ集客で失敗する「一番多い勘違い」
ホームページ、作ったのに問い合わせが来ないんです」
「業者に頼んだけど、全然仕事につながらなかった」
「とりあえず作れば何とかなると思ってました」
これは、私のところに相談に来る職人さんから本当によく聞く言葉です。
屋根工事、塗装、外構、大工、内装、設備…。
職種が違っても、ホームページでつまずく原因はだいたい同じです。
多くの人は、ホームページを「作品」みたいに考えます。
かっこよく作る。情報を全部載せる。ちゃんと説明する。写真をたくさん入れる。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
でも、ここで一つだけハッキリ言います。
「見た目が良いホームページ」と「問い合わせが来るホームページ」は別物です。
問い合わせが来るかどうかは、センスよりも前に、
最初の“決め方”でほとんど決まります。
この記事では、職人向けホームページ制作で、
作り始める前に絶対決めておくべき3つを、できるだけ分かりやすく整理します。
難しい話はしません。
「これを決めないと失敗する」
そのポイントだけ、現場目線で説明します。
「誰からの問い合わせが欲しいか」を決める(ここがブレると全部
職人さんがホームページで失敗する一番多い原因は、ここです。
「誰でもいいから仕事が欲しい」
この状態で作り始めると、ほぼ確実に中途半端になります。
ホームページは、ネット上にある看板です。
看板なのに、誰に向けた看板か分からない。
そうなると、見た人はこうなります。
・「で、結局この人は何が得意なの?」
・「自分の悩みに合うのかな?」
・「連絡して大丈夫かな?」
悩んだ時点で、ほとんどの人は閉じます。
「元請け」か「施主」かで、作り方がまったく変わる
例えば、あなたが欲しい問い合わせはどっちですか?
・元請け(工務店・建設会社・管理会社)からの依頼
・施主(一般のお客様)からの直接依頼
この2つは、同じ「屋根工事」でも、見ているポイントが全然違います。
元請けは何を見ているか?
元請けは、まず「安心して任せられるか」を見ます。
・約束を守るか
・報連相できるか
・工期に強いか
・安全にやれるか
・写真で報告できるか
・現場対応ができるか
つまり、技術より前に 「一緒に仕事ができるか」 の確認です。
施主は何を見ているか?
施主は、まず「不安が消えるか」を見ます。
・ぼったくられないか
・手抜きされないか
・ちゃんと説明してくれるか
・どんな人が来るのか
・事例があるか
・料金の目安があるか
つまり、こちらも技術より前に 「怖さが消えるか」 の確認です。
同じホームページで両方取りに行こうとすると、
文章も写真も言い回しも、全部が薄くなります。
「誰向けです」と言い切れるホームページが強い
ホームページは、見た人が「自分向けだ」と思った瞬間に強くなります。
例えばヒーロー(最初の画面)で、
・下請けから抜けたい職人へ
・元請けの問い合わせが来る職人向けホームページ制作
こういう言い切りがあると、見る側は迷いません。
「あ、これは自分の話だ」と思えるからです。
逆に、誰に向けてるかが曖昧だと、
「とりあえず見たけど…違うかな」で終わります。
今日決めるべき質問(これを紙に書けばOK)
ホームページ制作に入る前に、まずこれだけ決めてください。
・欲しいのは「元請け」?「施主」?
・エリアはどこ?(県全域なのか、市町村なのか)
・一番増やしたい仕事は何?(屋根、塗装、外構…)
・今すでに来ている問い合わせはどこから?(紹介、検索、SNS)
これが決まると、次の2つも勝手に決まっていきます。
ホームページに「全部書こう」としない(説明しすぎるほど問い合
職人さんは真面目です。
だから「ちゃんと書こう」とします。
・工事内容を全部載せよう
・専門用語も正しく書こう
・工程も細かく説明しよう
・会社のことも全部書こう
・写真もできるだけたくさん出そう
気持ちは分かります。
でも、ここに落とし穴があります。
ホームページを見ているお客様は、あなたほど興味がありません。
お客様は“読む”んじゃなくて“判断”している
現実はこうです。
・ざっと見る
・数秒で判断する
・ピンとこなければ閉じる
あなたが一生懸命書いた説明は、
ほとんど読まれません。
特にスマホだと、余計にそうです。
長い文章が続いた瞬間に、
「うわ、読むのめんどくさい」となって離脱します。
ホームページの役割は「説明」じゃなく「相談の入口」
ここで考え方を切り替えてください。
ホームページは、全部説明して納得させる場所じゃありません。
「相談してもらう入口」
です。
詳しい話は、
・問い合わせ後
・Google Meetで30分
・写真を見ながら
・その場で話した方が早い
これで十分です。
だからホームページでやることは、シンプルになります。
載せるべき情報は「3つの安心」だけでい
問い合わせにつながるホームページが、最低限入れているのは、だいたいこれです。
1)この人はちゃんとしてそう(人・会社の安心)
2)この工事は頼めそう(仕事の安心)
3)連絡しても大丈夫そう(相談の安心)
この3つが揃えば、細かい説明がなくても問い合わせは来ます。
逆に、これが揃っていないと、
どれだけ文章を足しても動きません。
減らす」のは手抜きじゃない
情報を減らすのは、手抜きではありません。
・写真は厳選
・文章は短く
・言葉はやさしく
・まず結論
・あとは箇条書き
これは、お客様に合わせる技術です。
職人の現場でも同じですよね。
無駄な動きを減らした方が、仕事は早い。
ホームページも同じです。
問い合わせまでの「距離」を短くする(ここで損してる職人が多い
ホームページを作ったのに反応がない人は、
「アクセスが少ない」と思いがちです。
でも実は、アクセス以前に、
問い合わせまでの距離が遠いことが多いです。
お客様は“勇気”を出して問い合わせる
問い合わせって、簡単に見えて実はハードルが高いです。
・断られたら嫌だ
・しつこく営業されたら怖い
・電話したら止まらないかも
・何を書けばいいか分からない
・まだ頼むか決めてない
こういう気持ちがあるから、迷います。
つまり、あなたのホームページは、
怖がっている人が見ている前提で作る必要があります。
問い合わせフォームは「項目が多いほど離脱する」
フォームの項目が多いほど、離脱します。
だから、
・名前
・メール
・職種(屋根・塗装・外構など)
・エリア
・相談内容(自由入力)
このくらいで十分です。
そして大事なのは、フォームの上に一言書くこと。
フォーム上に入れるべき“一言”テンプレ
これを入れてください。かなり効きます。
・営業電話は一切しません(メールのみ)
・24時間以内に返信します
・Google Meetで30分、状況を整理します
・写真があれば話が早いです(あとからでもOK)
お客様が怖いのは、
「どうなるか分からないこと」です。
だから、先に言い切る。
それだけで動きやすくなります。
問い合わせボタンの言葉は「無料で相談する」でOK
送信ボタンは、迷ったらこれが一番です。
「無料で相談する」
「送信」や「Submit」は弱いです。
何が起きるか分からないから。
「相談する」は軽い。
だから押されます。
まとめ|職人向けホームページは「順番」で決まる
職人向けホームページ制作で大事なのは、
デザインや流行よりも、まず順番です。
1)誰からの問い合わせが欲しいかを決める
2)全部説明しようとしない
3)問い合わせまでの距離を短くする
この3つを先に決めてから作る。
それだけで、失敗の確率は大きく下がります。
ホームページは「作品」ではなく、
仕事につなげる道具です。
職人WEBタキサワでは、この3つを最初に一緒に整理します
この考え方をもとに、職人WEBタキサワでは、
・職人仕事が正しく伝わる構成
・元請け・施主が安心する導線
・問い合わせが起きやすい最低限の設計
を前提に、ホームページを組み立てています。
「今のホームページでいいのか分からない」
「作り直すべきか迷っている」
「作る前に、一度方向性だけ整理したい」
そういう段階でも大丈夫です。
まずは、
何を決めればいいかを一緒に整理するところから始めています。
もし今、
「ホームページを作るべきか迷っている」
「作ったのに反応がない」
「どこを直せばいいか分からない」
そう感じているなら、まずは一度、状況を整理しませんか。
職人WEBタキサワは、職人向けホームページ制作に特化しています。
難しい話はしません。
あなたがやることは ①現場写真を送る ②Google Meetで30分話す だけです。
こちらから営業電話をすることはありません。
連絡はすべてメールのみで対応します。
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