防虫対策でウッドチップを使う際の注意点について
ウッドチップやバークチップはマルチング材としてだけではなく、室内の観葉植物やお庭をおしゃれにするうえでも効果的な素材です。
「インテリアバーク」とは
ウッドチップは「Wood(ウッド=木)」の「chip(チップ=小片)」。それに対しバークチップは黒松や赤松の「Bark(バーク=樹皮)」を「chip(チップ=小片)」にしたものです。
それぞれガーデニングのマルチング材やドッグランなどに使われていますが、バークチップをとくに「インテリアバーク」と言うこともあるようです。
バークチップが持つダークブラウンの色、樹皮の風合いを残した形状が、使い方によってとてもおしゃれな雰囲気を作るためです。
実際、室内に置いた鉢植えの木の根元にバークチップを敷くだけで雰囲気がまったく違ってきます。室内の観葉植物を見慣れてきて「ちょっとあきたな」と思った時、鉢を変えたり、鉢カバーの中に置いてみるだけ雰囲気がずいぶん違ってきますね。
ただ、鉢を変えたり、鉢カバーの中に置きなおすのは少し面倒でもあります。そうした時、バークチップを使ってみて下さい。雰囲気がすっかり変わり、「インテリアバーク」と言われるだけのことはある、と納得されると思います。
この点、ウッドチップはバークチップに一歩譲ると言えるかもしれません。樹木の内側(木の部分ですね)をチップにしていますから、色合いはライトブラウン、明るさはありますが樹皮の風合いはありません。ただ、香りはウッドチップが断然優っています。スギ、ヒノキ、ヒバ等々、原料となる樹木の香りを持っています。
使い方で庭をより美しく
ガーデニングがお好きな方は、もちろん、四季折々に咲く花々、シンボルツリーにした樹木の姿などを愛でるわけですが、庭全体の構成もお考えになります。
構成次第で、庭全体に奥行きが出たり、リズム感が生れたりします。その構成のポイントの一つがアクセントのつけ方です。きっとみなさん、苦心なさるところでしょう。
ウッドチップ、バークチップとも草花、樹木を守る素材、つまり、マルチングの素材として優秀であると共に庭にアクセントを生む素材として、十分お使いいただけるものです。
ガーデニングではシンボルツリーを立てることで庭に統一感や奥行きが出ますが、その根元にバークチップを敷き詰めてみてください。バークチップの色、風合いが樹木にそれまでにない表情を与え、シンボルツリーを一層、映えさせます。
また、ライトブラウンのウッドチップもいいものです。明るい色合いのウッドチップが面白いアクセントを作ることになります。
バークチップ、ウッドチップの色、風合いの違いを上手に対比させコントラスを作るのも良いでしょう。お庭にリズム感が生れます。
庭の小道作りにも
また、「庭に小道を作りたい」とお考えの方も多いと思います。小道づくりに人気がある素材にはレンガや枕木がありますが、ウッドチップ、バークチップもおすすめの素材です。
ウッドチップ、バークチップを敷き詰めた庭の小道は、足元がやわらかく、その感触はレンガ、あるいは、土だけでは味わえないものです。
飛び石(ステップストーン)の周囲にウッドチップやバークチップを敷いてみるのも、味わいが増すいいアイディアですね。
国産の天然木から作られたウッドチップは爽やかな香りを持っていますから、庭の小道を歩きながらすがすがしい香りを楽しむこともできますし、ウッドチップが持つ香りは防虫効果も持っています。
バークチップはウッドチップに比べやや大きいため、敷く面積が広い場合、ウッドチップより数量が少なくてすむメリットがあります。
ウッドチップ、バークチップを使った庭のアクセント作り、ぜひチャレンジしみてください。
ウッドチップ、バークチップの入手方法
ウッドチップ、バークチップは共に園芸店やホームセンターで入手することができます。また、インターネットの通販サイトから発注することもできます。
大量に購入したい場合、専門業者の中にはその量を聞き、直接、自宅まで運ぶサービスを行っているところもあります。
ただ、いずれも品質の良いものをお選びください。「インターネットで購入し、届いた現物を見てがっかりした」という投稿をネット上で拝見したことがあります。専門業者に発注する際は、その業者のホームページをよく見て、信頼できるかどうか判断されることをおすすめします。
私たち「伊藤建設」のウッドチップは「産直販売」です。
私たちは家を建てる際には、建材そのものを自社で製造しております。天然木を製材し、乾燥機にかけて乾燥させ、建材にしているのです。当社のウッドチップはその際に出る端材を使ったものです。それを会社の前で「産直販売」しているわけです。
スギと青森ヒバのウッドチップですが、それぞれ爽やかな香りをはなつチップでおすすめです。