テーブル製作
ウッドチップを敷いた下は湿気がこもりやすく、暗いので虫が好む環境になりますが、防虫効果のある木を使ったウッドチップや防虫処理など適切な処理をしているウッドチップを施工すれば、虫の発生をおさえる効果を期待するこができます。
しかし、粗悪なものの場合は虫が発生したり、ケガをしたりすることもあるので注意が必要です。
粗悪なウッドチップから虫が出たときの対処方法
ウッドチップでも値段が格安なものを使う場合は、形状や品質・安全性などをしっかりと確認するようにしてください。
なかには、先がとがったものやゴミなどが混ざっている場合があります。
ウッドチップを製造する際、クラッシャーやパンチングといった方法があります。クラッシャーチップとは、工場などの燃料として使われるチップです。アプローチやガーデン・ドッグラン等には適していません。また、サイズがバラバラであったり、乾燥が不十分だったりと粗悪なものをガーデンなどに使って虫が発生した場合の対処方法は、ウッドチップをすべて取り除くしかありません。
一部を取り除いても、他の部分から虫が発生する可能性があるからです。最初にウッドチップの品質や安全性などを確認してから施工するように気をつけてください。
入れ替えは防虫効果の高いヒバやヒノキ材のウッドチップに
ウッドチップにシロアリが発生することについて、質問されることがあります。
シロアリは一般的にマツやヤナギなどの柔らかい木を好む傾向がありますが、ヒバ、ヒノキ、カシ、タブなどは積極的には食べないといわれています。ヒバやヒノキは殺虫成分を含んでいるので、日本では耐蟻性木材の代表となっています。
それゆえ、ウッドチップに虫が出て入れ替える場合は、ヒバやヒノキなど虫がよりつかない木の種類のウッドチップを選びましょう。
ウッドチップに虫が発生したら木酢液を使って防虫処理を行います
もし、ウッドチップに虫が出た場合は木酢液を使います。木酢液は、炭を作る際に出る水蒸気を冷やして液体にしたものです。木酢液は独特のニオイがあり、焚火をしたときのケムリの匂いのように感じることもあります。
この匂いを苦手とする生き物が多く、害虫が寄ってこなくなったり、野良ネコよけの効果があったりすることも知られています。
ウッドチップに、木酢液を水で希釈したものを霧吹きなどで振りかけると、ダンゴムシ、ムカデ、ナメクジなどの日陰を好む虫は逃げていきます。
また、木酢液を浸みこませて乾燥したウッドチップを使用すると蚊が寄りつかなくなった場合もあるそうです。