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伊藤馨

新築から住宅の相談まで、快適な住まいづくりのプロ

伊藤馨(いとうかおる) / 一級建築士

伊藤建設株式会社

コラム

公園にウッドチップを使う理由

2016年11月14日

コラムカテゴリ:住宅・建物

ウッドチップは公園にも使われるようにもなってきました。公園のさまざまなシーンでウッドチップが活躍しています。

公園の遊具の下にウッドチップを敷き詰めてお子さんのケガ防止

米国の公園では遊具から落下してもケガが最小限になるように、ウッドチップやタイヤを細かくした物を敷き詰めているそうです。日本でもすべり台やジャングルジムなどの大型の遊具の下にウッドチップを敷き詰める公園が増えてきました。

激しく飛び跳ねたり、走り回って遊ぶお子さんたちがケガをしないようにウッドチップが使われています。

ウッドチップの木くずが刺さって危ないのではと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、公共の場である公園に使われるウッドチップは丁寧に角を丸く面取り加工された物を使うなど配慮されています。

日本の公園というと土の地面が一般的ですが、ケガを防止するという観点で公園にもウッドチップが普及してほしいと思います。

公園の雑草対策やドロはね対策にウッドチップが活躍

ガーデニングで活躍するウッドチップは、公園の雑草対策にも活躍することは間違いありません。雑草が生えそうな部分にウッドチップを雑草よけのマルチング材として使用する場合もあれば、公園の広場全体にウッドチップを敷き詰める場合もあります。

ウッドチップが敷き詰められていると雨上がりに公園を歩いてもドロはねやドロ汚れがつかないことが利点ですね。

木の香りが立ちこめるウッドチップの散歩道

公園の散歩道に、ウッドチップを使ったウッドチップロードがあることもありますね。木々の隙間からキラキラと降り注ぐこもれびを感じながら、ウッドチップの散歩道を歩くと、木の香りに包まれて気持ちいいのではないでしょうか。

最近はウッドチップの目を細かくしたものを樹脂で固めて、車イスの乗り入れを可能にしたウッドチップ舗装が導入されていることもあります。

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