体と眠りの関係を探求し、快適な睡眠を提案するプロ
重泉愛
Mybestpro Interview
体と眠りの関係を探求し、快適な睡眠を提案するプロ
重泉愛
#chapter1
睡眠環境・寝具指導士という資格を持つ重泉愛さんは、やよいLivingイオン前沢店で働く「快適睡眠」のプロフェッショナルです。お店へ訪れるお客様は、「眠れない」「寝つきが浅い」など、睡眠に対する悩みを抱えていて、さらに朝起きた時の肩こり・首こりといった身体の痛みを持つ方も多いそうです。重泉さん曰く、こうした睡眠の悩みは寝具だけでなく睡眠環境、生活習慣も関係しているそうです。
来店頂いたお客様は、まずカウンセリングを受けていただきます。重泉さんはお客様の生活スタイル、体調、悩みに耳を傾けます。
「例えば、単に眠れないと言っても、寝具が身体に合っていなくて眠りが浅くなってしまっている方、気持ちが落ち込んでいて眠れない方、実はお昼寝が長すぎて夜眠れなくなっている方など様々です。お客様とお話をしているうちに、お一人お一人の睡眠に対する原因がみえてくるんです。睡眠の質が良くなれば日中のパフォーマンスも上がり、病気のリスクも低くなるデータも出ています。日本人の睡眠時間は年々減ってきていて、不眠症は5人に1人、睡眠薬使用は20人に1人と言われるまでになっています。一人でも不眠で悩むお客様を減らしたいという思いで、いつもカウンセリングさせていただいております」。
こうしたお客様の悩みを丁寧に聞くことで不眠の原因を見つけ出し、一人一人に合った的確なアドバイスを行っています。
重泉さんが働くやよいLivingでは「寝具」ではなく「快適な睡眠」を販売しているのです。
「やよいLivingでは資格を持つスタッフがカウンセリングをさせていただいております。岩手県から不眠で悩むお客様をなくしたい。一人でも多く、今日もぐっすり眠れたと喜んでいただけるお客様が増えたら嬉しいです」
カウンセリングは全て無料で行っているそうです。最近では布団のお手入れの仕方、古くなって使っていない布団の活用法など、ちょっとした質問も増えてきているそうです。
「誰でも気軽に相談できる温かいお店にしたい」と重泉さんは話します。
#chapter2
「寝姿勢測定用3DスキャナーⓇ」は、お客様が横たわり、実際の睡眠姿勢になることで、枕を作るために必要なデータを計測できます。
測定するのは、頭の形と頸椎の深さです。頸椎の深さとは、頭の出ているところから首の凹みまでの差で、首から肩にかけての湾曲を測ります。この3Dスキャナーは寝ている状態で測ることができるので、より正確なデータをとることができるのです。
服や靴のオーダーメイドがあるのと同じように、オーダーメイド枕の人気が高まっているのも当然のことかもしれません。人は、それぞれ頭の形、体格、肩幅の広さも違います。既製品ではなく、世界にたった一つの自分にぴったりの「オリジナルMy枕」は注目を集めています。
「自分の身体にピッタリ合うオーダーメイド枕は、肩こり、首コリが楽になるだけではなく、睡眠の質をぐんっと上げてくれます」
やよいLivingでは①高さが自分に合っている、②硬さが自分に合っている、③首の傾斜に添う形状、④寝返りのしやすさにこだわる枕を作っています。
カウンセリング、首周りの測定、枕の製作、微調整まで含めて所要時間は約1時間。
「3Dスキャナーは、2020年現在岩手県ではやよいLivingにしかありません。是非一度自分の身体にピッタリ合う枕を体験していただきたいです。これから成長期を迎えるお子様、お仕事・家事を頑張るお父さん・お母さん、まだまだ健康でいてほしいおじいちゃん・おばあちゃん等、年齢を問わずどの世代のお客様にも長く快適に使っていただける枕となっております。お客様の笑顔が見られるよう私たちも心を込めて作らせていただいております。」
やよいLivingのオーダーメイド枕は10年間の無料メンテナンス保証が付いています。よって、体格に変化が生じた場合や、枕がヘタって来た場合にも安心感があります。資格を持ったスタッフだからこそ、正確かつ的確な測定と調整も魅力です。
#chapter3
やよいLivingは身体に優しい天然素材を使うことにこだわっています。安価な寝具によく使われているポリエステルは、繊維自体に吸水性がなくムレやすかったり、へたりやすいというデメリットがあります。
「昔はほとんどの方が綿布団で寝ていましたが、今は機能性よりも値段や見た目が重視され、化学繊維を使用したお布団で寝ている方が増えています。ムレやすいお布団は睡眠の質を下げるだけではなく、皮膚疾患になる原因とも言われています。本来寝具とは快適で安心して休める場所です。弊社では利益や効率を重視した大量生産ではなく、一枚一枚職人さんが心を込め手作りした寝具をご提供しております」
昔は結婚の際に布団を嫁入り道具として持たせ、長く大事に使うものでした。今は使い捨てのものが多く出回っていますが、やよいLivingでは昔の良いものを再利用して使う打ち直しやリフォームに取り組んでいます。この取り組みに力を入れている理由を重泉さんにお話しいただきました。
「今、ゴミの問題が深刻になっています。特に粗大ゴミとして出された様々なゴミの中で布団が占める割合はNo1です。東京都23区のデータでは、一年間に廃棄された布団の総面積は東京ドーム280個分に相当します。一日に捨てられる量に換算すると2189枚です。やよいLivingでは、国連で2015年に採択されたSDGsにある17の目標のうち5つのゴールを目指して取り組んでおります。特にそのうちの一つである『作る責任 使う責任』として、羽毛ふとんリフォーム、綿ふとん打ち直しに取り組んでおります。その他にもオーガニックコットンをはじめ、天然繊維のみの使用により、環境問題改善に貢献しております」
やよいLivingは、快適な睡眠を届けたいという思いで、様々な睡眠のお悩みに応える商品をそろえています。重泉さんを始め、睡眠環境・寝具指導士の資格を持ったスタッフがお客様をお迎えしてくれます。
(取材年月:2020年7月)
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体と眠りの関係を探求し、快適な睡眠を提案するプロ
重泉愛プロ
睡眠健康指導士
やよいLiving
3Dスキャナーでお客様一人ひとりの体形を計測して作るオリジナルmy枕。思い出がいっぱい詰まった布団を丁寧な作業でリフォーム。寝具の販売だけでなく、一番は「快適な睡眠」のアドバイスを大事にしている。
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