創立30周年ならびに新店舗開業のご案内
一夜が明け、昨日は見えていなかった被害の状況が次々と伝わってまいりました。遠く離れた石川県にいても、映像や報道を通して被害の大きさを知り、胸が痛む思いでおります。
令和6年能登半島地震の際には、熊本県をはじめ全国の皆様から、多くの温かいご支援と励ましをいただきました。
熊本も過去に大きな震災を経験された地域だからこそ、「今度は自分たちが支える番」と能登へ心を寄せ、支援の輪を広げてくださったことを、私たちは決して忘れることはありません。
私自身、旅行会社を経営する立場として、震災直後の厳しさを身をもって経験いたしました。
能登半島地震の直後は、ご予約いただいていたお客様の旅行取消や払戻し対応に連日追われる一方で、お客様と連絡が取れない状況も多く、不安な日々が数週間続きました。収入が止まる中、払戻金や各種支払いなど、出ていくお金ばかりが先行する現実もありました。一方で、自社の片付けは後回しにせざるを得ませんでした。余震が続き、安全確認ができるまで店舗への立ち入りが禁止されたため、すぐに復旧作業へ入ることもできませんでした。
弊社の珠洲店では、勤務していたスタッフ4名全員がこれまでの住まいに住み続けることができなくなり、店舗は閉鎖を余儀なくされました。本社営業所も建物の解体が決まり、3月に仮移転。正式な新店舗として営業を再開できたのは7月で、約半年の歳月を要しました。その間も、自宅や会社、そしてスタッフ一人ひとりの生活を心配しながら過ごす日々でした。
災害は建物だけではなく、人の暮らしや仕事、そして地域そのものの営みに、どれほど大きな影響を及ぼすかを痛感いたしました。だからこそ、今回の熊本地震の知らせに接し、被災された旅行会社の皆様や地域の皆様が、今どれほど過酷な状況に置かれているかを思うと、胸が締め付けられる思いです。
また、妻の故郷が九州であることをご存じの皆様から、多くのご心配のお言葉をいただきました。おかげさまで、妻の家族や親しい人たちの無事を確認することができましたが、現地では「余震が怖い」と不安な時間を過ごしていると聞き、心を痛めております。
まだ被害の全容が明らかになっていない状況ではありますが、被災された皆様の安全と、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
能登でいただいたご恩は、決して忘れません。微力ではありますが、今度は私たちができる支援を形にし、被災された皆様のお力になれるよう動いてまいります。
被災地の皆様に、一日も早く穏やかな日常が戻りますことを、心よりお祈り申し上げます。


