本多宗勝プロのご紹介
JAS認定、ほんとうの有機栽培米を届けたい(2/3)
2ヘクタールの小さな田んぼで生まれる、大きな安心とおいしさ
霊峰白山の雪解け水を集めて流れる手取川。それが運んだ肥沃な土壌が広がる能美市小長野。この地で、室町時代から農業を営んできた「ほんだ」。農家の長男として生まれた本多さんが有機栽培米と出会ったのは高校生の時でした。
「時代は高度経済成長期。ほんだ農場も、たくさん作るために農薬や化学肥料を多く使う、いわゆる『慣行農業』を行っていました。公害が社会問題になっていた頃で、さまざまな本を読んでは残留農薬や環境問題について知識を深めました」
東京農業大学に進んだ本多さんは、留学先のアメリカ・カリフォルニアで有機農業をはじめとする最先端の農業と出会います。「これからは量よりも、良いもの、安全なものが求められる。農業を変えていかなければ」と痛感し、有機栽培米の道を模索し始めます。平成8年、無農薬・有機栽培の米づくりを開始。試行錯誤を経て同12年には県内初の有機JASマークを取得。現在は息子たちと一緒に家族で生産に取り組んでいます。
「ほんだ」の有機米づくりは、健康と環境に配慮した「EM農法」が中心。EMとは有用微生物群を使った自然農法で、有用微生物の働きにより発酵した養分が土を元気にするというもの。化学肥料や農薬を使用しなくても、害虫や病気知らずの豊かな作物が育ちます。
農薬を使わないJAS有機栽培で一番苦労したのは、雑草との戦い。同農場では「紙マルチ農法」を採用し、田んぼに紙を敷き初期の雑草を抑制することで、雑草に負けない稲を育成。生えてきた雑草は除草機で取り除きます。人の労力がかかるため、2ヘクタールと収量は少なめですが、小さな田んぼで大きなおいしさを丁寧に作っています。
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