建設業決算変更届の提出による信用力向上について

小河俊行

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建設業の経営において、金融機関からの信頼を確保し、円滑な資金調達を行うためには、建設業決算変更届(事業年度終了報告)の提出が極めて重要です。

①経営の透明性の確保

決算変更届を提出することで、工事経歴や財務諸表が行政に記録されます。これにより、経営内容を毎年公開している健全な企業として、金融機関からの信頼を得やすくなります。

②経営事項審査との関係

公共事業を受注する際に必要となる経営事項審査において、決算内容は評価対象となります。 経営事項審査を継続的に受けている企業は健全経営と見られ、融資審査でも有利に働く可能性があります。

③許可更新と事業の継続性

決算変更届を提出していない場合、建設業許可の更新ができなくなる可能性があります。逆に、届出を毎年行っていることで、許可を維持し、事業の継続性が担保されている企業と見られます。

④融資審査における利点

金融機関から融資を受ける際には、直近の決算書や工事経歴書の提出を求められることがあります。決算変更届を作成していれば、これらの資料をスムーズに提出でき、迅速かつ有利な融資判断につながります。

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小河俊行
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小河俊行(行政書士)

行政書士小河労務事務所

建設業許可申請に豊富な実績を持つ。質で勝負を信条に丁寧なカウンセリングで相談者の実績をブラッシュアップし、一般建設業から特定建設業へのステップアップにも対応。建設業まわりのあらゆる行政手続きを担う。

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