『住宅ローン金利の大切さ』について
おはようございます。
今回は住宅ローンの変動金利を利用されている方が
最近、気になっているであろう話題についてお伝えさせて頂きます。
先日、日本銀行がマイナス金利の解除を決定しました。
この事により、これまで日本では金利が異常に低い状態で推移してきましたが
徐々に金利が発生する世の中に変わってくると言われています。
つまり、これから住宅ローンの変動金利の利用を検討されている方については
上がるかもしれませんが、既に変動金利を利用されている方につぃては
すぐには影響はないと考えられています。
金利が発生するのであれば金利も上がるのでは??
皆さんの中には金利が発生するのであれば、金利もすぐに上がるのでは?と
思われるかもしれませんが、住宅ローンの変動金利の金利が決定されるまでには
いくつかの段階を経て決定されるので、すぐには上がらないのです。
では、変動金利の金利が決定されるまで一般的な過程をお伝えさせて頂きます。
変動金利の決まり方
① 市場環境による銀行の資金調達コストの変動
② 上記を踏まえて「短期プライムレート」の決定
③ 上記の短期プライムレートに一定の幅を上乗せして「基準金利」を決定
④ 利用者の信用度に応じて「優遇幅」の決定
⑤ 基準金利から優遇幅を差し引いて「適用金利」の決定
この流れを見てもすぐには決まら無そうですよね。
現状では、この上記にある『短期プライムレート』の引上げは無いと
思われているので今すぐには影響がないと考えられています。
では、金利はいつ上がる???
この事については、次回の利上げの時に上がるかもしれないと考えられています。
では、いつ利上げされる??
この事については今後の経済状況で変わってくるので、現状でいつ上がるかは
専門家でも確定できていません。
例えば、既に住宅ローンの変動金利を利用されている方に対して
仮に7月に利上げが行われた場合だと、
今後どのような事が予想されるかをお伝えさせて頂きます。
① 7月31日に日銀が0.25%の利上げを決定
② 銀行が短期プライムレートや変動型ローンの基準金利の引上げの可能性
③ 10月に適用金利の引上げの可能性
④ 2025年1月分の返済から適用
このように、実際に毎月の返済額が変わるまでにはある程度の時間がかかります。
もし、変動金利を利用されている方が今後、金利の引上げに対して不安があるようでしたら
早めに現状を分析して問題点や解決策を見つけ出していく事が重要になってきます。
多くの人が変動金利を利用しているからという、危険性 !!!
現状、住宅ローンを利用されている方で変動金利を利用されてる方は
全体の7~8割と言われています。
では、「何故、変動金利を利用されているのか?」という質問に対しては
多くの方が「みんなが変動金利を選択しているから」と回答しています。
変動金利を選択する事に対しては問題ないのですが、問題なのは
変動金利のメリット、デメリットを十分に理解しないまま
ただ、金利が低いからという理由だけでは注意が必要です。
というのも、既に変動金利を利用されている方の中には、「変動金利は
これまでずーっと低いままなので、今後も金利が上がる事はないですよ」
と、言われたかもしれません。
しかし、現実は変わろうとしています。
今後、金利の引上げも予想されます。
返済計画の中に金利上昇の危険性を考慮に入れていないと、
いざ金利が上がってしまうとたちまち対応できなくなります。
このように、住宅ローンを利用されている際には、定期的な返済計画の
見直しが必要です。マイホームの購入動機の多くが『家族の幸せ』と
回答された方も多く見受けられます。
家族の幸せのために、購入したマイホーム、手放したくないですよね。
返済計画に無理があると、次第に返済が遅れがちになります。
また、さらに延滞が続くと最悪の場合には折角のマイホームを
手放さないといけなくなりますので、十分に注意して下さい。
もし、住宅ローンの返済が遅れそうな場合は、まずは取引のある
金融機関に相談して下さい。返済計画については当該金融機関でしか
対応が出来ないので、必ず相談するようにして下さい。
決して、返済が無理だからといって放置するのは絶対にしないで下さい。
もし、皆さんが返済計画の作成に自信がない、あるいは良く分からないという
事でしたら相談下さい。無理のない返済計画の作成をお手伝いさせて頂きます。
** なお、金利決定については一部の金融機関によっては
上記の流れと異なる場合がありますのでご了承下さい。