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本当に肌から吸収される?化粧品成分と経皮吸収のしくみ

テーマ:Ricoスキンケア理論

「この化粧品、成分が肌にちゃんと入ってる?」




スキンケアをしている時に、ふと疑問に思ったことはありませんか?

炭酸ガスが皮膚から経皮吸収され、血流を促進する働きについて以前お伝えしました。

*参照ブログ→炭酸のすごい効果

化粧品の成分も同じように肌から吸収されているのでしょうか?




実はその答えは「すべてが吸収されているのではない」のです。

今回は、肌のバリア機能と成分の経皮吸収、そして油脂成分と油分についての違いについて解説します。







わたし達の肌には「バリア機能」があり、異物や刺激から身体を守るために、簡単には成分を内側に入れない仕組みになっています。

肌は、守る力を持っているので、化粧品の成分がすべて吸収されるわけではありません。




水溶性成分と油溶性成分の違い



肌の構造上、水溶性成分は浸透しにくく、油溶性(脂溶性)成分の方が角質層に馴染みやすいという特性があります。

これは、肌の一番外側にある角質層が、油と水が交互に重なった層でできているからです。(ラメラ構造)

油脂成分はこのラメラ構造と親和性が高く、より角質層の奥へ馴染みやすいのです。




油脂成分と油分は別物



油脂成分と油分は一見同じように思われますが、全く別物なのです。

油脂成分
例えば、オリーブ油、ホホバ油、スクワランなど植物由来の脂肪酸を含み、肌と馴染みやすく
バリア機能を壊さずに角質層へ浸透します。

油分
ミネラルオイル、ワセリンなど肌表面にとどまり保護膜を作る役割があり「浸透」よりも
「覆って守る」のが主な働きです。

イメージとしては、油脂成分=肌に馴染む油、油分=ふたをする油です。




成分表を見て選ぶヒントに



スキンケア製品を選ぶときに、この違いを知っておくと成分表からヒントが得られます。
「浸透させたいケア」なのか、「守りたいケア」なのか
ご自身の肌の状態や目的に合わせて選ぶことができます。




Rico製品に使われている油脂成分の例



Rico cosmetics では、肌馴染みがよくバリア機能を守りながら浸透する油脂成分を厳選して配合しています。

スクワラン(オリーブ由来):人の皮脂にも含まれる成分で、肌のうるおいを守りながら柔らかさを与えます。

ホホバ種子油:酸化しにくく、肌の保護、柔軟効果に優れています。

マカデミア種子油:加齢とともに減少するパルミトレイン酸を含み、年齢肌のケアに適しています。


これらの成分は浸透させたいケアにも、守りたいケアにも対応できるようにバランスよく配合。
肌が本来持つ力を引き出して、自然で若々しい素肌を育てます。






もっと詳しい成分や使い方は?


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藤沢由加里
専門家

藤沢由加里(スキンケアアドバイザー)

合同会社Rico

冷えの改善に取り組む“温活”を軸に、長年の研究と実践によりたどりついた“褒められる素肌”をお客さまと伴走しながら育てていくスキンケアをアドバイス。サロンやオンラインで自宅ケアのレッスンも開催。

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