一戸建ての場合、家の外に音は漏れていても、隣のお家は壁の内側までは心配するほど音が伝わっていないこともあります。しかし集合住宅の場合は逆で、弾いている本人とほとんど変わらないレベルで音が伝わっている場合があり得ます。
音はすなわち振動なので、ピアノと床が接触する部分に振動を抑えるゴム製のインシュレーター(キャスター台)や、絨毯を敷いたり、ピアノの音が出る響板を吸音効果のあるコルクボードや遮音カーテンでふさぐなどで、ある程度の対策はできます。
いずれにしても一般常識として許される時間をオーバーして演奏する必要がある場合はカバーできませんので、防音工事や消音ユニット、専門の防音用品が不可欠になってくるでしょう。
市販の防音用品を買わなくても、隣近所に響かないように防音できますか?
リンクをコピーしました
Mybestpro Members
徳田裕一(ピアノ調律師)
音楽工房ピアノサロン
ピアノ調律歴20年以上 調律したピアノ1万台以上。長年の経験で得たノウハウで、良い音・弾き心地にするだけでなく、長く使うことに重きを置いた調律を行う。アンティークピアノの修復技術にも定評がある。
徳田裕一プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です
プロのインタビューを読む
ピアノ調律・修理・整備のプロ