グランドピアノとアップライトピアノは、基本的な造りが違うため、演奏技術の上達と共に物足りなさを感じる方がほとんどです。しかし、あまりに性能差が大きい場合は以下の理由が考えられます。
もしかして、20~30年前に製造されたピアノではありませんか?始めはバットスプリングコード(フレンジコード)に絹糸が使用されていたようですが、コスト削減のため木綿糸が使用されていた時期があり、経年変化により切れていることが考えられます。症状として、鍵盤の戻りが遅くなり、トリルなどの連続打鍵が難しくなります。現在は再び材質が見直され、おそく百年は大丈夫とされるナイロン配合の糸が使用されています。バットスプリングコード(フレンジコード)張り替えは別料金になります。
ピアノ教室にあるグランドピアノでは弾けた曲なのに、なぜか家のピアノでは弾けない(連打できない)
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徳田裕一(ピアノ調律師)
音楽工房ピアノサロン
ピアノ調律歴20年以上 調律したピアノ1万台以上。長年の経験で得たノウハウで、良い音・弾き心地にするだけでなく、長く使うことに重きを置いた調律を行う。アンティークピアノの修復技術にも定評がある。
徳田裕一プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です
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