【失敗を回避!】SNS採用のデメリットを押さえておこう

石元和弘

石元和弘

テーマ:SNS運用

前回は「SNS活用のメリット」についてご紹介しました。

今回は、新卒採用における「SNS活用のデメリット」を解説します。

課題も理解して、より安全に、そして効果的にSNSを運用しましょう。

炎上リスクがある

SNSと聞いて、まず浮かぶデメリットと言えば「炎上」ではないでしょうか。

SNSは発信内容が誤解を招いたり不適切だと判断された場合、瞬時に批判が広がるリスクがあります

採用目的であっても企業アカウントが炎上してしまうと、イメージダウンにつながりかねません。

炎上の原因となる投稿内容として、下記の例が挙げられます。

炎上の原因となりやすい投稿例:

  • 特定の属性や価値観を否定するような表現
  • 社会的な問題に対する配慮に欠ける発言
  • 不正確、または誤解を招く表現

また、働くイメージを伝えるために、先輩社員を登場させる投稿もよく目にしますが、これにも注意が必要です。

投稿に社員を登場させる際には必ず本人の許可を取りましょう

了承を得ずに写真や動画を公開してしまうと、社内トラブルや就活生からの不信感にもつながります。

効果が出るまでに時間がかかる

アカウントを開設してすぐに成果が出るわけではありません。

認知を広げ、そこから応募につなげるには継続的な発信と地道な運用が必要です。

短期的な効果を求めると「思ったより成果が出ない」と感じやすくなります。

最初から大きな成果は期待せず、半年・1年などの長期的な視点で運用計画を立てましょう。

ノウハウやリソースが必要

SNS運用は単に投稿するだけではなく、ターゲット層に響く企画づくりや分析、コメント対応など業務範囲は多岐にわたります。

採用目的だと「どんな投稿が学生に刺さるか」を理解するマーケティング的な視点も求められます。

専門的な知識や経験がないまま運用すると、効果が薄くなるだけでなく、担当者の負担も大きくなりがちです。

「まずは週1投稿を目指す」など、無理なく続けられる運用ルールを決めましょう。

また、若手社員や広報・マーケティング担当者など、「部署を横断したチーム体制」を作ることで、多様な視点の導入が可能になるだけでなく、担当者の負担軽減にもつながります。

運用代行やコンサルティングなどの外部サポートも必要に応じて検討すると良いでしょう。



SNS採用には、低コストで幅広い層にアプローチできるメリットがある一方で、炎上リスクや運用の難しさというデメリットも存在します。

大切なのは、これらを正しく理解した上で、自社の採用戦略に合わせた運用方針を定めることです。

次回は「SNS採用を成功させるポイント」を解説します。

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石元和弘
専門家

石元和弘(デジタルマーケティング)

株式会社NWS

SNS運用継続のために必要な発信軸を言語化するワークショップからSNSの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供します。運用代行費のコスト削減と、持続的なSNS運用を支援します。

石元和弘プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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