Instagramブランディング実践ステップ(後編)ー「継続的な運用」を確立する

石元和弘

石元和弘

テーマ:SNS運用

前回は「ブランドコンセプトの策定」「プロフィールの最適化」について解説しました。

ブランドの方向性が定まったところで、今回は具体的な運用方法に踏み込んでいきましょう

今回は「投稿の計画性」と「効果の可視化」という2つの要素を解説します。

投稿スケジュールを立てることで一貫したブランドイメージを構築でき、効果測定によって改善ポイントが明確になります。

投稿スケジュールの作成

効果的なブランディングには、計画的な投稿管理が欠かせません。

「とりあえず思いついたときに投稿する」「宣伝したい時だけ投稿する」という方法では、一貫したブランドイメージを築くのが難しくなってしまいます

特にInstagramは、アルゴリズムの特性上、定期的な投稿と安定したエンゲージメントが重要です。

計画性のない運用では、せっかくの投稿がフォロワーのタイムラインに表示されにくくなってしまう可能性もあります。

投稿計画で押さえるべきポイント

・キャプションの文案:
例)商品の特徴、使用シーン、お客様の声など

・使用するハッシュタグ:(5~10個程度)
例)業界関連、商品関連、トレンドワードなど

・最適な投稿時間帯
例)平日なら通勤時間帯や昼休み、夜の休憩時間など

定期的な効果測定と改善

「なんとなく運用している」だけでは効果が見えにくく、モチベーション維持も難しくなります

データに基づいた改善を行うことで、より効果的なブランディングが可能になるでしょう。

効果測定の主な指標

  • フォロワー数の推移 →月間どのくらい増えているか
  • エンゲージメント率 →投稿に対するいいね!やコメントの割合
  • 投稿別のリーチ数 →何人に投稿が表示されたか
  • ストーリーズの完走率 →最後まで見てもらえた割合

これらの指標は、Instagramのインサイト機能(ビジネスアカウントの場合のみ利用可能)で簡単に確認できます。

効果測定のコツ

期間を決めて定期的にチェックする

運用の効果を把握するには、定期的なデータ確認が欠かせません。

週一回・月1回など、定期的なチェックを習慣化することで、フォロワー数やエンゲージメント率の推移が明確になり、施策の効果を正確に判断できます

また、問題点にも早期に気付けるため、大きな改善が必要になる前に軌道修正が可能です。

反応の良かった投稿の特徴をメモする

フォロワーからの反応が得られる投稿には、理由があります。

写真の構図、色使い、投稿時間帯など、成功のポイントを推測し記録しておくことで、次回以降の投稿でも同様の効果を狙うことができます

これにより、徐々に投稿への反応率を向上させることもできるでしょう。

また、数値だけでなく、コメントやDMを通じて得られるユーザーの生の声も、改善のための貴重な情報源です。

「この商品の詳細が知りたい」「もっと使用シーンの写真が見たい」といった要望は、次の投稿計画に反映させられます。



次回は、「Instagramブランディングを成功させるポイント」を解説します。

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石元和弘
専門家

石元和弘(デジタルマーケティング)

株式会社NWS

SNS運用継続のために必要な発信軸を言語化するワークショップからSNSの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供します。運用代行費のコスト削減と、持続的なSNS運用を支援します。

石元和弘プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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