【作ったはいいが、機能しない…】SNS運用ルールの注意点〜3つの理由と解決策〜

石元和弘

石元和弘

テーマ:SNS運用

SNS運用のルール作りは大切ですが、思わぬ落とし穴も存在します

今日は、SNS運用ルールでよくある課題と、その解決方法をご紹介します。

1. スピーディーな投稿が難しくなる

SNSは「手軽に発信ができる」ことが魅力のひとつでもあります。

しかし、ルールが厳しすぎると承認等に時間がかかり、発信タイミングを逃してしまうことも

困る場面の例:

  • 話題のニュースにすぐ反応したい
  • お客様からの質問に早く答えたい
  • 今が旬の話題に触れたい

2. 担当者が投稿に慎重になりすぎる

「ルールを守らなきゃ」と意識しすぎると、クリエイティブな発想が失われ、無難な内容ばかりになりがちです

その結果、アカウントの魅力が薄れてしまう可能性も。

3. ルールの管理が大変

SNSは日々変化するものです。

そのため、ルールも時代に合わせて更新が必要

「一度作ったら完成」「今のルールで特に問題ないから」「忙しくて見直す時間がない」など、ついつい作りっぱなしになることも少なくありません。

その結果、古いルールが実態に合わなくなり、ルール本来の役目を果たせなくなってしまう可能性もあります。

では、どうすれば良い?

「厳しすぎず、緩すぎず」のバランスをとりましょう

たとえば投稿の承認フローなら、状況に応じてレベルを変えることで、安全性と即時性のバランスが取れます

×厳しすぎる例:
①チームメンバー②係長③課長④部長と、4段階の承認が必要
→ タイムリーな投稿ができない

×緩すぎる例:
担当者の判断だけで投稿してOK
→ 思わぬトラブルの危険性がある

○ちょうど良い例:

  • 通常の投稿:チームリーダーの確認を得る
  • キャンペーンや重要告知:課長までの承認
  • 緊急時:担当者の判断で投稿→事後報告

ルールは見直すサイクルを決める

作って終わりにせず、3か月に一度など定期的に見直しの機会を設けましょう。

そうすることで、新しいトレンドや課題に柔軟に対応できます。


次回は「SNS運用ルールに含むべき項目」をご紹介します。

ぜひお楽しみに!

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石元和弘
専門家

石元和弘(デジタルマーケティング)

株式会社NWS

SNS運用継続のために必要な発信軸を言語化するワークショップからSNSの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供します。運用代行費のコスト削減と、持続的なSNS運用を支援します。

石元和弘プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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