企業SNS運用の「中の人」どう育てる?実践テクニック編

石元和弘

石元和弘

テーマ:SNS運用

前回は「中の人」の基本設計について解説しました。

運用ルールができたら、次は実践です。

今回は企業SNSの「中の人運用」を成功させるコツをご紹介します。

コツ1:投稿に「人間らしさ」をにじませる

企業SNSは単なる広報の場ではなく、フォロワーと信頼関係を築く大切なコミュニケーションの場です。

たとえば商品のお知らせだけでなく、オフィスの日常や、スタッフの些細な出来事など、企業の「素顔」を見せることでフォロワーとの距離が縮まります。

企業の「素顔」の見せ方の例

  • 中の人ならではの一言を添える: 「今日は花金ですね!」「月曜の朝は眠いです…」
  • さりげないユーモアを取り入れる : 「今日のランチはカレー!社食のカレーは裏メニューです(笑)」
  • 季節感のある話題に触れる: 「窓の外は桜が満開!仕事の合間に花見気分」
  • 仕事の裏側を見せる: 「新商品の開発会議中」「たくさんの試作品に囲まれています」

企業らしさを保ちながらも、親しみやすい投稿を心がけましょう。

コツ2:トレンドや話題に素早く反応する

SNSでは、フォロワーとの自然な会話のきっかけを見つけることが重要です。

トレンドを見つけるポイント

  • 話題のキーワードをチェック
  • 注目のハッシュタグを確認
  • 他社の反応を観察
  • ニュースの話題をウォッチ

日常的にチェックし、自社らしく参加できる会話の機会を探しましょう。

うまくトレンドを取り入れられれば、投稿が自然と拡散され、新たなファンとの出会いも生まれやすくなります。

とはいえ、「話題だから」という理由だけで、すべてのトレンドに便乗するのは危険です。

参加する話題は、社内で基準を決めて慎重に判断しましょう。

参加判断の基準例

  • 自社の商品やサービスと自然に結びつく
  • 企業イメージを損なわない
  • 社会的に配慮が必要な話題ではない
  • 特定の立場や主張に偏らない



堅すぎず、緩すぎない。そんなちょうどよい距離感を見つけることが、企業SNS運用の醍醐味といえます。

これらのポイントを意識しながら、フォロワーとの信頼関係を築いていきましょう。

下記の記事では、これまで解説した内容に加えて「『中の人運用』に関する注意点」をご紹介しています。

こちらもぜひ、参考にしてみてください。

企業SNSの「中の人」運用に関する注意点
※弊社サイトへ遷移します


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石元和弘
専門家

石元和弘(デジタルマーケティング)

株式会社NWS

SNS運用継続のために必要な発信軸を言語化するワークショップからSNSの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供します。運用代行費のコスト削減と、持続的なSNS運用を支援します。

石元和弘プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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