【企業SNS運用】投稿の要注意日~コミュニケーションツールとしての本質を考える~
前回は、「中の人」の基本設計として、ブランド方針の決定と担当者選定についてご紹介しました。
今回は具体的な運用ルール作りと効果測定について解説します。
▼ 前回のコラムはこちら ▼
企業SNS運用の「中の人」どう作る?基本設計のポイント①
Step3:運用ガイドラインの作成
「中の人運用」を安定的に進めるには、投稿ルールを明文化した「運用ガイドライン」の作成が重要になります。
複数の担当者がいる場合、特に投稿スタイルにバラつきが生じやすくなります。
そのため、以下のような項目を事前に整理しておきましょう。
運用ガイドラインの主な項目
- 口調や絵文字の使い方
- OK・NGワードの設定
- 対応すべきコメントの範囲
加えて、投稿前のチェック体制や緊急時の連絡ルールも決めておくと、トラブルを未然に防ぎやすくなります。
SNSを取り巻く環境は日々変化するため、ガイドラインは作成して終わりにせず、定期的に見直し、必要に応じて更新しましょう。
Step4:運用と効果測定
運用を開始し、ある程度の投稿数や閲覧数が確保できたら、効果測定と改善策の実施を行いましょう。
下記は、確認すべき指標の例です。
※確認する指標は「運用目的」により異なります。
確認すべき指標の例
- フォロワー数の推移
- 投稿へのエンゲージメント率
- URLクリック数
- リーチ数
週毎、月毎などで定期的にチェックし、以下のような要素を改善していきましょう。
改善のポイント
- 投稿内容
- 投稿時間帯
- 文章のトーン
- ビジュアル素材
特に、多くの反応が得られた投稿や、拡散された内容は詳しく分析すると良いでしょう。
成功パターンを見つけ、次回の投稿に反映できます。
ただし、数値だけを追いかけすぎると本来の目的を見失う可能性があります。
たとえば、「いいね数」を増やすためだけに、過度に刺激的な投稿や、企業イメージにそぐわない投稿を続けてしまうケースも考えられます。
そうならないために、企業のブランド方針や「中の人」のキャラクター設定との整合性も意識しながら、改善を進めていきましょう。
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