企業SNS運用の「中の人」どう作る?基本設計のポイント①

石元和弘

石元和弘

テーマ:SNS運用

「中の人運用、興味あるけどどう始めればいい?」
「具体的な設計方法を知りたい」


前回は「中の人運用」の基本とメリット・デメリットについてご紹介しました。

今回は、「中の人」を構築するための具体的なステップを二回に分けてお伝えします。

Step1:ブランド方針とトーンを決める

SNSは、企業の魅力を伝える「顔」のような存在。

投稿内容が企業イメージを形作る重要な要素となります。

特に「中の人運用」では、個性的な発信が基本となるため、投稿の口調や言葉遣い、表現の方向性が、ブランドイメージと一致している必要があります。

過去の広告物やWebサイトの文体を参考に、SNSでも一貫性のある基準を設定しましょう。

Step2:担当者選定とキャラクター設計

「中の人」には、一般的に以下のようなスキルが求められます。

「中の人」に必要なスキル

  • 高いSNSリテラシー
  • 柔軟な発想力
  • ユーモアのセンス
  • 文章力

単にSNSをよく使っているという理由だけで担当者を選ぶのは危険です

企業アカウントの運用には、個人利用とは異なるスキルや責任が必要になります。

企業の世界観を理解しつつ、フォロワーとの交流を楽しめる人材を選びましょう。

「中の人」のキャラクター設定例

企業の個性をより印象づけるため、「中の人」にキャラクター性を持たせることもあります。

たとえば、業界によってこんな特徴が考えられます。

  • 若年層向けファッション企業 →トレンド感のある親しみやすい語り口
  • 金融商材企業 →品位のある丁寧なトーン

このように、企業イメージに沿った範囲でキャラクターを設定し、投稿の一貫性を保つことが大切です。

ただし、これはあくまでも一般的な例。

情報を届けたいターゲットに合わせて、柔軟に設定を考えることも可能です。

たとえば、金融機関であっても若年層向けの資産運用サービスなら、親しみやすい表現で、金融の専門用語を分かりやすく解説するスタイルも考えられます。

業界や商材に縛られすぎない発想も時には必要です。


次回は、残りの2ステップを解説します。

ぜひ合わせて、ご覧ください。

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石元和弘
専門家

石元和弘(デジタルマーケティング)

株式会社NWS

SNS運用継続のために必要な発信軸を言語化するワークショップからSNSの内製化をサポートし、専門性の高い業務については運用支援も提供します。運用代行費のコスト削減と、持続的なSNS運用を支援します。

石元和弘プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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